今日は、 「街 並 み」 についてです。

 

住宅地の価値は何で決まるのでしょうか?

   

     私は、「環境(環境価値)」によって決まると思っています。


「自分がそこに住んでみたい」、と憧れる街。

 

「地位(じぐらい)の高く、治安がいい」 街。

 

明るい街。

 

美しい街。

 

どことなく雰囲気がいい街。

 

 こうした環境あるいは街並みによって住宅地の価値が決まると思っています。

 

アメリカやヨーロッパでも、そして日本でも、同じような土地であっても

             道路を一本隔ててそのイメージや価値はまったく異なるということがあります。

 

その地域が良い住宅地であるならば価値は高いのですが、

    ひとたび環境が壊れ崩れて悪化するということであれば、土地の価値は限りなく下がってしまいます。

 

 このようなことを考えたら、マンションデベロッパーはいいマンションを造ることはもちろんのこと、

良い環境をつくることも大事な仕事なのではないかと思います。

 

 そして、そこにすむ住民は自分たちのの環境を守っていくことが、結局は自分の土地の財産価値を高めることになると思います。

 

 欧米では不動産の広告はまず、その建物を表示すると聞いています。

 

周りにどんな建物が建っているか、どんな環境であるか、こうしたことを表示して住宅を売り出します。

 

土地が何坪(当然、何㎡ですが)あるとか、坪当たりいくらであるという表示はほとんどしません。

 

もちろん、日本と法律的な違いもあるのかも知れません。

 

日本と違い、土地より建物に価値があるからなんでしょう。

  

 

 欧米では好きなように建てられない!
 

日本では、今でもどんな地区にもほぼ自由にマンションが建てられています。

 

だから日本には欧米のような素敵な街並みが少ないのです。

 

建築基準法の規定等をクリアすれば、デザインや色は自由です。
 

 しかし、日本でもこれからは、諸外国に遅ればせながら、「街並み」をつくり、守る方向へと向かうでしょう。

  

既にイギリスなどでは、高いマンションはどんどん壊され、低層階のものに現在急ピッチで建て替えられていると聞きます。

 

これからの日本も同じ道を辿るでしょう。

 

今の時点では、信じられないかもしれませんが、日本も確実に欧米式になると思っています。

 


どんな「建物」が建っているのか?

そして住宅地の場合には、特にその「環境」はどうなのか?

それらが、土地の価値はもちろんのこと、建物の価値を決めてくるのではないか、と思います。
 

昨晩、筑紫哲也の「NEWS23」で「倚りかからず」という詩を取り上げていました。

心に何故か残りましたので、ご紹介しておきます。

私はこの詩を知りませんでしたが、皆さんは、この詩を読んで、どう感じますか?

 

【倚(よ)りかからず】 茨木のり子

 
もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない  

もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない

もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない

もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくない

ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい

じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある

倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ
 

☆・・・・

 

  

マンション・エスクロー・コンシェルジュのブレインスタッフ  谷口でした。   info@brain-staff.co.jp