前回のショパンコンクールのピアノ部門で優勝した
ユリアンナ・アヴデーエワさんの師匠である、
コンスタンチン・シェルバコフ教授が来日されました!!
8日にはモスクワコースの学生たちもレッスンを受けました。
写真は3年生の木坂さんがベートーヴェンのソナタ「告別」
を見てもらっているところです。
学生がイメージを膨らませられるように
面白い比喩を使って説明していらっしゃいました。
この日の夜には、ホールでコンサートと公開レッスンが行われました。
シェルバコフ先生の演奏
先生のプログラムはベートーヴェンの交響曲第2番をリストが
ピアノソロ用に編曲したもの。常々、先生方は
「ピアノ的な音で弾いてはいけない。オーケストラが演奏している
ように音色を多様にしなさい。」とおっしゃいますが、
その良いお手本であったと思います。
後半の公開レッスンではモスクワコース4年の土肥君も登場しました。
彼が弾いたのはショパンのソナタ第2番第1楽章。
シェルバコフ先生のアドバイスに耳を傾ける土肥くん
先生は「この曲は解釈に大きな差は生まれようのない音楽である。
ではラフマニノフの演奏とアルゲリッチの演奏はどこが違うのか。
それはあらゆる細いところの弾き方に違いがある。」とおっしゃいました。
また、「どんなに演奏に没入しても頭は冷静でなければならない」
ともおっしゃっていました。
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