翌日、京平が企画のプレゼンテーション(発表)の為になずなの会社に来た。
「前回好評だった、お手軽、且つ美味しいテーブルを、というコンセプト(概念)にてシェフを招いて食事を振る舞った企画を今回も行いたいと思っています。
今回はテーブルを華やかに、気分はハウスパーティー、というコンセプトにして、デザートやちょったしたお酒も用意して、テーブルを彩るつもりです。」
京平の企画はなずなの会社では悪くない評判だった。
帰り掛け、なずなは京平に話し掛けた。
「スーツ姿の京平も格好良い。見違えた、なんて言ったら失礼かもしれないけど、この姿に惚れる女性、多分いるね。」
「褒めてくれるのは嬉しいけど、潮時か?なんて思う自分もいるんだよなぁ。」
「どの様な意味?」
意味を尋ねようとすると、穂積が来た。
「京平さん、今日のプレゼン、素敵でした。今度食事に連れて行って下さい。勿論、なずなさん付きですけど。」
「私付きの何が悪いの。」
「申し訳ないけど、また今度。会社に戻って、来客があるんだ。」
京平はその様に言うと帰っていった。
京平がいなくなると、なずなと穂積は京平の話をしていた。すると、園となずなの後輩の羽田 力(はねだ りき)が話に加わった。
「何々?僕も女子トークに混ぜて。」
「何でオカマ風の話し方になったの?女子トークに参加する為?
それにしても、京平さん素敵でした。私も食事会があるんだったら連れて行って下さい。
京平さんにだったら遊ばれても良い。」
力の後に園はその様に言った。
「泣いても知らないから。」
なずなが言うと、穂積は怒り口調にて言った。
「私の京平さんなんだから。
この前、軟派されたんですけど、付いて行こうかと思ったレベルの好みの男性だったんです。
男性にはその様な野性味のある雰囲気も持っていてほしいです。」
「僕は未だ若いかもしれないけど、美味しいお酒を飲ませてあげられるんだけどなぁ。」
力は力無さげに言った。
「話はそこまで。後は飲み会にて話せば良いじゃない。」
仕事に戻った。
続く