「私は休日を返上して、会社の為に自分の為にと友達のレストランに行ったんだけど、レストランの話をすると、後輩には笑われてしまった。」
なずなは何故笑われたのかが分からなくて、考えていた。
「立派な心掛けだとは思いますけど、休日にデートの予定がないんだなあって。」
穂積はその様に返した。
「カラオケでサザン(サザンオールスターズ)を歌えば『時代を感じる。』ってうるうるした表情で言われても、感心されている気がしない。
四六時中も好きって♫言ってほしいと思うことの何が駄目なんだろう?」
「それでメニューは出来たんですか?」
少し呆れた様子にて話を変えるかの様に穂積は言った。
「恋愛のメニューから作りたい。」
仕事をしていると後輩の里山 園(さとやま その)がなずなの席に来た。
「恋愛のメニューだったら私が作ってあげますけど。って、冗談ですけど。波野さんて素敵な男性ですね。私がなずなさん位の年齢だったら即ゲットするんですけど。」
「穂積から聞いたの?お喋りだなぁ。私と波野さんは友達。」
「そんなことを言っていると、気が付いた時には1人ぼっちになっていると思います。」
その様に言うと園は去っていった。
なずなは化粧室に行く時に携帯電話を持って行った。
知津にメールをする為だった。
"京平は素敵な男性で私は素敵な女性ではないの?不満。求む、愛情( T_T)\(^-^ )"
知津は休憩時間なのか返事をくれた。
"京平君を大事にしないと、私が貰っちゃうよ。"
なずなはその返信を見て、誰も心配してくれないことに憤(いきどお)りを感じていた。
鏡を見て、私、おばさんぽい?と語りかけてみた。
鏡が返事をくれる訳ではないけど、なずなは女性の年齢における価値を考えていた。
続く