30歳で発覚、不注意型ADHD。 -2ページ目

30歳で発覚、不注意型ADHD。

ずっとずっとつらかった。
自分を責め続けた30年。

 

 

 

自分の時間を生きていない感覚、それを感じ取りただ眺めている人、それが私。

 

 

この四肢を持った生き物は、自分ではない。

 

 

自分の人生を、生きる事を放棄した人間に捨てられた人形。

 

 

まるで人間のように動くこの人形は、人間ではない事がバレていない。

 

 

主である私は泥の中でただ漂っている。

 

 

鬱々の流れる泥のような時間の中を漂う。

 

 

この人形を動かす時、命が削れる音が聞こえる。

 

 

耳鳴りが止まらない。

 

原因はストレス。

 

嗚咽が止まらない。

 

原因はストレス。

 

めまいが頻発し、 清潔にしてもフケがでて、蕁麻疹が出て、記憶が飛ぶようになり、

 

原因は、ストレスストレスストレス、、、

 

 

 

 

泥になっても、命を削っても、時間は同じように進む。

 

 

私の命をとめない限り出社時間は襲ってくる。

 

 

問題は、トラブルは、増える一方。

 

この世の中も会社もトラブルも、顧客も

 

朝も昼も夜も、

 

皆が私の命が「終われ」と大合唱をしてるようにすら感じる。

 

 

神は、俺が死ぬ事を望んでいるのではないのか。

 

まるでチキンレース。

 

そして終わらせたい命が終わらないから、ついには俺の命を削り始めたのだと。

 

何故世界はこんなに残酷なのだろうか。

 

 

人は自由なのだろうか。

 

しかしこんな弱い人間をこの世に生み出し、

 

そして恐怖で人が人を支配している。

 

 

確かに他人の世界観では、抗う事ができたとしても、私のようにできない人間もいる。

 

できていないのだから、それは「できない」のだ。

 

それは紛れも無い事実で「やればできる」は発生しないのだ。

 

なぜならやらないから。

 

やらない人間がいる限り、やれば出来るは、普遍の事実ではない。

 

 

つまり他人の世界では出来る事も私の世界では出来ないのだ。

 

 

 

 

人生は素晴らしい、この世は素晴らしい、明日は尊い。

 

だから死ぬのは間違いという事は、事実ではなく、これもただの個人的な感想に過ぎない。

 

それはその人の世界においての価値観であり、

 

他人の世界に持ち込めるとは限らないのだ。

 

 

色盲の人に、いくらリンゴの赤さを説明しても、そのリンゴはどこまでいっても赤くないのだ。

 

 

 

2018年の10月6日に私は精神は限界だと感じた。

 

仕事中に意味も無く号泣し、嗚咽し、足が震えて、死ぬ事しか考えられなくなった。

 

そして死のうと思った。

 

でも死ねなかった。

 

 

 

現状を変える勇気も、死ぬ勇気も無いのだ。

 

そして命を削るサイクルを止める事もできない。

 

 

 

無責任な人間との約束。

 

本当にここを出て行く事ができるかなどわからない。

 

もし1年後にまだここに留まらせられていたとしたら、

 

私は生きていく自信が無い。

 

そんな曖昧な約束だけを信じて、他人任せな人生を生きている。

 

そもそも無責任な人間に人生を委ねた結果、この地獄まではるばるやってきたのだ。

 

 

 

 

 

死とは悲しい事なのだろうか。

 

 

病気で、抗う事が出来ない運命に従い命を終える者も居る。

 

それは避けれない美しい悲しみ、残された人は涙し、人生を見つめ直し、また明日を向くのだ。

 

 

 

しかし抗う事が出来る人生を抗えずに死んでいく者も居るのだ。

 

そんな者の最後など、侮蔑され、弱者だと切り捨てられ、情けなさで涙も出ない。

 

 

 

思い出はいつだって美しい。

 

私は日本人で、日本的な美的感覚から説明するなら、儚いものは美しいからである。

 

 

私が見てきた人生の一瞬一瞬の光景、感じ取った事は、

 

私の脳内にしか存在せず、私の命の終わりと共に消える。

 

 

私が見てきた世界の一瞬一瞬は、私にとって儚さの宝箱である。

 

 

だからこそ、嫌な事も苦しい事もキラキラと輝き、そして記憶から徐々に薄れていく。

 

 

 

苦しみは雲を作り、

 

青空の下で、濁りきった私の瞳は絶望する。

 

この素晴らしい世界は僕を殺そうと大合唱をする。

 

だから僕は自分を守りたくて、大切な自分を抱えて、泥の時間の中で横たわる。

 

 

明日もまた泥のような空の下で、素晴らしい朝が、私を少しずつ殺しにくる。