ビンディングペダルについての情報を記載します。

 

■ビンディングペダルにすると何が良いの?

①ペダルに対する足の位置が必ず同じ位置になるため、フォームが安定する。

②ペダルを踏み外さないように気を使ったり踏ん張る必要がなくなる。上向きの力をかけることも出来る。

③ペダルがフラットペダルより軽いものが多い。

 

■デメリットは?

靴が歩きにくいところです。(SPD(後述)であればさほど支障ない)

 
また、ペダルから足が外れなくて転ぶということもあります。
慣れてくるとほぼ問題はなくなりますが、それでもペダルを外す間もなく転んでしまうというケースもあります。
・・・といっても、慣れている人がペダルを外す間もなく転ぶようなケースだと、ビンディングじゃなくても転んでる可能性が高いかもしれません。
 
 

■どんな人にお勧め?

・走行パフォーマンス向上を狙いたい人

・長距離走ると足の裏が痛くなる人

→ ビンディングにすると、脚を踏み外す心配がなくなるため、足の裏の負担が軽減されます。僕はこのパターンでした。

・ちょっと気分を変えてみたい人

 

 

■どんなペダルがあるの?

SHIMANOで言いますと、大きくは下記の分類になります。

 

①SPD-SL

メリット:ペダリングに最適化されていて、パフォーマンスが高い

デメリット:自転車を降りたときに歩きにくい

 
shimano公式の製品ではありませんが、ペダルをフラット化するアダプターも販売されており、それを使えば、普通の靴で乗ることもできます。
 

②SPD

・メリット:靴底の中にクリートが埋まりこんでいる形になっているため、歩きやすい

・デメリット:SPD-SLにくらべるとペダルや靴が重い

 

オフロード用のペダルですが、ロードバイクで使用している方もおられます。(自分もそうです)

クリッカーというペダルを外しやすいシリーズもあり、街乗り主体でペダルの付け外しが多い方とか、ペダルが外れなくて転ぶのが怖いという方にもおすすめです。

 

 

 

■参考

・ペダルの種類

SPD片面(オフロード系。SPDクリッカーより外れにくい)

SPD両面(オフロード系。SPDクリッカーより外れにくい)

SPD片面/クリッカー(街乗り系。SPDより外れやすい)

SPD両面/クリッカー(街乗り系。SPDより外れやすい)

SPD-SL(オンロードレース系。片面しかない)

 

・靴の種類
SPD/SPDクリッカー用靴(靴底分厚い。重い。歩くのは支障ない)
SPD-SL用靴(靴底は板。軽い。歩きにくい)
 
SPD-SL用靴は、SPDアダプターを使えばSPD/SPDクリッカー使用可能。ただし微妙・・・
歩きやすさを失ったSPD・・・利点はあるのか?
 
・クリートの種類
SPD-シングルモード(かかとを真横にひねると外せる)
SPD-マルチモード(かかとを真横・斜め上・真上など外せる方向が多い。外れやすい)
SPD-SL 赤(左右遊びほとんどなし)
SPD-SL 青(中間)
SPD-SL 黄(左右遊び一番ゆるい)
 
SPD-SLのクリートは、歩きにくい他、樹脂製であるため、耐久性は低くなります。特に、歩くと消耗が激しくなるようです(数ヶ月でアウトということもあるようですね)。定期的に点検、交換を行いましょう。
SPDクリートは、金属製であるため、長持ちします。どのくらい乗るか、歩くかにもよりますが、一年くらいは問題なく使用できると思います。
 
・ペダルの重さ
PD-R9100(SPD-SL)228g(DURA ACE)
PD-R8000(SPD-SL)248g(ULTEGRA)
PD-R7000(SPD-SL)265g(105)
 
PD-M9120 398g(両面SPD)(XTR)
PD-M9100 314g(両面SPD)(XTR) ※ケージ無し
PD-T8000 392g(片面SPD)(Deore XT)※片面フラット
PD-ES600 279g(片面SPD)(ULTEGRA)※裏面は踏めなさそう
 
PD-T421 418g(片面SPDクリッカー)※片面フラット
PD-T400 507g(両面SPDクリッカー)
 
・靴の重さ
SH-RC901(SPD-SL) 片足243g(両足486g)
SH-XC901(SPD) 片足330g(両足660g)