今回は1期生けいさんについて
けいさんはエスカの前に働いていたお店が閉店する際、前店のオーナーさんと自分が交流があった為ご紹介して頂いての面接でした。
面接場所はエスカ向かいの喫茶店2階
前店オーナーさん、けいさん、自分の3人でしました。
面接序盤の印象は
(なかなか目が合わない‥)
そんなうつむき加減なけいさんでしたが、前店のオーナーさんがリードして下さる形で面接は進んでいきました。
中盤にこちらが
「なぜエスカを選んでくれたのですか?」
と質問すると、俯き加減だったけいさんがパッと顔を上げて
け「かわいい子が多いからです」
と言うと続け様に真剣な表情で
け「私、かわいい子にコキ使われたいんですよ」
と仰いました。ボケたと思ったので笑おうとしましたがその穢れない真っ直ぐな眼差しに
(あ、この人本気だ、、、)とグッと堪えた記憶があります。
そして面接終盤には前店オーナーさんから
オ「機嫌が悪くなってきたら何か食べ物を与えて下さい。だいたい治ります」
と「子育ての手引き」の様なアドバイスを頂き面接は終わりました(後にこのアドバイスがいかに的確か知りました)
そんな終始インパクト強目な面接のけいさんでしたが
入店後は、当初数ヶ月の予定が気付けば2年以上も働いてくれました。
自分が2年間けいさんを見てきてのイメージは大きく2つありまして
【平等な人】で【天才肌】
けいさんは来てくださったお客様はもちろん、キャスト含む全ての人に平等でした。
具体例を言葉にするのは難しいんですが
けいさんが地位や年齢は勿論、偏見や先入観、人の意見や噂で相手に対しての見方や接し方を変えたりする場面を見た事が無いです。
良くも悪くも強烈に自分を持っているし、どこか人を俯瞰で見ている所があるのであくまで
【私が接してどう思うか】
そんな凛としたブレない強さが、後に皆様から【けい様】と崇められる所以だったのかもしれません。
「天才」に関しては、多分お話した方皆感じていたと思うのですが
とにかく頭が良いから話が聞きやすくて面白いし回転も早いから聞き手に回っても返しが上手くて、恵まれたビジュアルを持っているのに自分を捨てて笑いに振り切る事も出来るし‥
けれど、これだけキャストとしての才能に溢れている反面で、気持ちにムラがあったり時折ストレートに感情が爆発してはその後ものすごく落ち込んだり‥
そんな「才能」と「脆さ」が同居した感じがまるで中世の作曲家の様な【THE天才肌】って感じでかっこよかったですね
卒業後も同期はもちろん先輩後輩のイベントにも忙しい中沢山出てくれたり色んなキャストと遊びに行ったりと、同性の友達をとても大切にされるけいさん
面接時に聞いた
「かわいい子と働きたい」
「かわいい子にコキ使われたい」
と言う言葉(願望?)に嘘はありませんでした。
トータルですごく印象深い卒業生の1人です
長くなりましたが
けいさん約2年間エスカで働いてくれてありがとうございました🐔