物理学入門編はこのあたりで一区切りにします。まだこれ以上は授業が進んでいないものでして。
はじめ、高齢の生徒さん(といっても私と大して変わらない)が、物理という堅苦しいイメージのある科目について来てくれるかどうか心配だったのですが、蓋を開けてみれば数学以上に興味を持ってくれたので、とても嬉しく思いました。
ところで、現代の高校生にとって物理はどんな風に受け取られているのか気になりました。手っ取り早く言えば、好きなのか嫌いなのかです。(多くが嫌いじゃないのかなあ? 笑)。
ネットで調べてみましたら、資料はたくさんありました。そのうちの一つです。
高校生の好きな科目、苦手な科目は? : LINEリサーチ調査レポート|リサーチノート powered by LINE (blog.jp)
「苦手な科目」を紹介しますと、以下です。
男女とも1・2位を占める数学・英語は別格でしょうかね。おもしろいことに、男子高校生では数学は最も好きな科目第1位でもあるんです。典型的に好き嫌いの別れる科目なのです。
物理はどうでしょうか? 男子で5位、女子で3位ですね。予想した通り、嫌われる科目の上位に位置しています。そして数学と違って、好きな科目のベストテンに入っていません。
せっかくですから「好きな科目」の方もコピペしておきましょう。
数学が好きなら物理も好きだろうとの、安易な推測は成り立たないようです。
これは私の考えですが、物理は「関係性」の把握が最も大切になるんで、これを捉え切れない生徒が多いようですね。
物理は、計算自体は全然難しくありません。中学校の数学に産毛が生えた程度の数学力で十分です。
ですから物理を理解するコツは、数学的な計算力は二の次で、力学で典型的に現れるように、具体的に物体と物体とがどのような相互作用をしているのか、枝葉の部分でなく、根幹の部分の関係性を見抜く力をつけることだと思います。
でも、この種の洞察力って、案外人間関係や社会関係にも応用できるかも知れません。何がこの人との関係で一番大切なことなのかとか、社会関係において自分の果たすべき役割は何なのかとか。
↑ネットからお借りしました。
言い過ぎかなあ?