このところショッキングばっかりやなあ(笑)。

 

 

今日は1年ぶりにS市の姉妹団の練習に単身参加した。

 

 

ショッキングなできごとがいくつかあった。

 

 

 

ソプラノさんよお

 

 

まず、驚くほどソプラノが下手だったこと。←いつものことじゃねえの?

 

 

出だしがあっていないし、音程も違っている人がいる。何よりも腑抜けたような歌い方をしているのが気になった。

 

 

まあ、今日は歌える2人が休んだとのことで、仕方ない面もあるのだが、それにしてもなあ・・・・。

 

 

みんな暑いのにマスクして、どっちゃり座って歌うからそうなるんだ。ババアならババアらしく、もっとシャンとして歌えよ!(←?) 今日は指揮者も相当イラついていたよ。

 

 

 

もうダメなんだって?

 

 

1年前、ほぼ視力を失ってしまったバスの上杉さん(仮名)のこと。

噂では車椅子で出演すると聞いていたのだが、今日の練習に出ていなかった。

 

 

バスの徳川さん(仮名)に、「上杉さん欠席ですか?」と尋ねたら、声を潜めて、「まだ公にしていないんだけれど、急激に悪くなって、今は寝たきり状態なんだ。もうダメだろうと奥さんが言っていたよ」とのこと。ポーン

 

 

えええ~。 彼は私より多分10歳ぐらい若い。1年前の段階では白杖を突きながらもしっかり歩き、声もそこそこに出していたのに。団員でもある奥さんに会ったら何と挨拶したらよいのだろう。

 

 

 

レチタティーヴォの件

 

 

 

練習終了後、指揮者に率直に訊いてみた。

 

 

「先生、オンブラマイフの前の部分、えーと、オブリガードじゃなくって・・・・」

 

 

「レチタティーヴォですか?」

 

 

「ああ、それです。本番で先生歌われるんですか?」

 

 

「ちょっと考慮中なんだけど、当日、喉の調子が良かったら歌うつもりです」

 

 

「そうですか。あの部分があると歌唱が立体的になりますよね。よろしくお願いいたします」

 

 

・・・・おぬしもワルよのう。グラサン 当日の喉の調子って問題じゃねえだろうが。まあ、夢見るのは自由だからな。

 

 

しかし、おぬしもワルよのう。

 

 

 

もう好きなことやります

 

 

徳川さんが「たまには飲みませんか」というので承諾した。もう一人、ソプラノの福沢さん(仮名)も誘って、寿司居酒屋みたいなところに入る。

 

 

福沢さんは、来週、入院するのだという。

 

 

「えっ? どうされましたか?」と訊いた。

 

 

「このところ具合が悪かったので検査してもらったら、いきなりステージ4の肺癌が見つかったの」

 

 

「それは・・・・大変ですね。手術されるんですか?」

 

 

「いえ、しません。手術しても無駄みたいなんで・・・・。医者は、もう好きなものを食べ、好きな活動をしてもいいよ」と言うんです。

 

 

「・・・・」

 

 

「私も諦めがつきまして、運がよければ定演に出る積りではいますけれど・・・・」

 

 

徳川さんは、そのことをすでに知っている様子だった。

 

 

・・・・・・・

 

 

満身創痍。そんな合唱団になってしまったようだ。でもまだ希望はある。私よりは若い団員が何人か入ってきていたのは希望のひとつだ。定演を機会に心機一転を期したい。私にもまだできることはあるだろう。