寓話的な筆致で「毒リンゴ」なるものの象徴性に注目されたところが大変おもしろかった。

 

 

続編もご覧ください。

 

皿の上の毒リンゴ② | 育児や仕事、日々の色々 (ameblo.jp)

 

 

 

ひとたび象徴(≒共同幻想)化されたものは権力(強制力)を持つ。象徴に近い者が偉く、遠い者が卑しいのである。この際、象徴の実体的な価値はどうでもいい。

 

 

権力を行使させたくなかったら、「そんなのカンケイねえ!」と無視したり嘲笑ったりするのも一法だが、徹底的に対象化して、その本質やそれを象徴化せしめた社会構造を暴いてやるのが最善である。

 

 

たまねこさんは、とことん暴き切る方法を選んだのだと思う。

 

 

 

☆☆☆☆

 

 

中山道を注意して歩いたら、一軒だけ見つけた。

 

 

古くからの呉服屋さんである。

 

 

現代建築になっちゃったけれど、伝統へのこだわりがあったのだろう。庇に鍾馗さんが見える。よくぞ残してくれた。

 

 

 

遠かったのではっきり写っていないが、この間のとは違う形の鍾馗さんである。

 

 

これも象徴といえば象徴だが、権力を持たなかったのは、誰もその力をまともには信じていなかったからであろう。笑