鹿先生の動画です。なぜ「ターボ癌」が発生するのかについて説明しています。
近年、ナチュラル・キラー細胞（NK細胞）の癌抑制作用が注目されています。
NK細胞は免疫細胞の一種で、どこからも指令を受けずに、いち早く癌細胞を攻撃する能力を持っています。そこが、樹状細胞などからの攻撃指令を必要とするキラーT細胞と異なる点です。癌細胞にとっては「天敵」だといってよいでしょう。
しかし、ⅿRNAワクチンによって免疫抑制がなされますから、NK細胞が十分に能力を発揮できないうちに癌細胞が急速に増殖してしまう事態に陥ります。これが「ターボ癌」と呼ばれるものです。
ところで、鹿先生は「NK細胞は有限ですから」とおっしゃっていますが、どういう意味なのか疑問に思いました。
NK細胞は人間の体に50億個存在しますが、癌細胞とのバトルでどんどんその数を減らしてしまうということなのでしょうか。
もちろんNK細胞も細胞分裂はするので個数は増えます。このことは間違いありません。しかし、一般に細胞分裂を繰り返し行なった細胞は次第に老化し、本来有する能力が衰えていきます。数だけ増えても無能な免疫細胞ばかりでは無いのと同じです。
結局、癌細胞と戦える有能なNK細胞は減少していくことになります。これが「有限」の意味なのかなと勝手に解釈しました。
桜の枝の造形美もなかなかです。