最近ネット上で多少話題になった「透き通る印材」を仕入れてみました。
こういう風に上から透けて見えるんです。
ブログネタで急いで彫ってみますね。
私の号、「鉛翠」(えんすい)と入れます。
「翠」は羽の青いカワセミのことです。
鉛のカワセミですから、重くて飛べません。また水に潜っても沈んだままになります。(←えっ?)
途中経過。粗彫完了です。
ほんとの完成です。
あんまりきれいじゃないですけど、急いでるもので。
押印してみます。
まあまあですね。
上からのぞくと、どうなりますか。
写真だとぼやけてますが、けっこうしっかり見えていますよ。
はい、ちょっとしたお遊びでした。
しかし、「鉛」の字は文学でもあまり良いことには遣われないようですね。
「鉛色の空」
「鉛の兵隊」・・・でも、あれ、もとの題名は「錫の兵隊」ですよ。
「エイハブ船長の顔の鉛色の傷跡」・・・モービーディックにつけられたものです。
あっ、良いことに遣われている例を思い出しました。石川啄木の有名な短歌です。
ふるさとの鉛なつかし停車場の・・・あほっ!