この類の可能性を最も恐れていたのです。
この記事だけでは、なぜSタンパクを産生するⅿRNAをコピーできるDNAがワクの中に存在するのか、そのメカニズムが分からなかったのですが、他の関連記事を読んでみると、こういうことだと考えられます。
そもそもワクのⅿRNAはDNAからRNA合成酵素を用いて合成されます。残存するDNAはDNA分解酵素を用いて取り除くのですが、それが不十分であったということらしいのです。
本当にⅿRNA合成機能をもつDNAの残存によってワクチンが汚染されているとすれば、誠に由々しき問題で、もし今後もワクを打ち続けるならば、未来は暗澹たる霧に包まれているといっても過言ではなさそうです。
私がワクを打たなかった最大の理由は「逆転写」の不安でした。しかし、それがまだまだ大甘の不安であったことが分かってきたのです。
確かにRNA→DNAという方向の「逆転写」という現象は起こり得ないと、高校の生物の時間に習ったはずですが、その後エイズウイルスのような逆転写酵素を有するウイルス(レトロウイルス)が発見され、DNA→RNAの一方通行の「セントラルドグマ」は否定されるに至りました。
しかし、今回紹介された論文(未査読)が真実であったならば、「逆転写」の危険性などは吹っ飛んでしまうほどのデインジャラスなものだということになります。
最も大きな危険は、単純な技術的ミスあるいは未熟にあるのだと再認識しました。安全性の検証が不十分なまま緊急承認された薬剤なら、それも当然の結果なのです。