「ワクチンは感染を防ぐものではなく、重症化を予防するためのものである」というもっともらしい理屈が未だにはびこっている。

 

 

こんなことが言われ出したのは、記憶にある限りパンデミック2年目の2021年の夏ごろのことだったと思う。

 

 

多分、ワクチンが感染予防に効かないことが分かってきたので、御意見無用の伝家の宝刀として採用されたのだと思う。厚労省も、及び腰ながら「重症化予防効果があると期待されています」とか何とか言っていた。

 

 

しかし、そもそもファイザーもモデルナも、感染予防効果があるとは言っていても、重症化予防効果があるなどとは一言もいっていないのだ。

 

 

参照↓

 

 

 

 

「重症化予防効果がある」とする言表が独り歩きをした結果、多くの人がこれを信じ込み、感染拡大・感染爆発を招来したにも拘らず、何度もワクチンを打つはめになったのだ。

 

 

では、そういう統計的根拠があるのかというと、これがはなはだおぼつかない。「明確な統計が出ている」とかいう医者もいるが、まずもってその統計を示さない。

 

 

また、こっちがもっと大事なことなのだが、ワクチンに重症化予防効果があるとするなら、どのような機序、つまりメカニズムによって重症化予防になるのかという問題に対しても、管見に入った限りでは、真正面から答えた医者や研究者はいない。

 

 

こうして「重症化予防効果」はできの悪い神話として、ワクチンを肯定する者にも否定する者にも大混乱を引き起こしているのである。

 

 

それなら、ド素人の私がこのカオスを整理してやろうか。ポーン

 

 

といっても、所詮はド素人だから、自分への備忘録的なものにしかなり得ないだろう。それでも許してもらえるなら、話を聞いてもらいたい。

 

 

まず、統計的に「重症化予防効果」はあるのかという問題である。

 

 

これには以前書いたブログ中のグラフを提示すれば事足りるように思う。

 

 

改竄統計か? | エサウ・マイスターのブログ (ameblo.jp)

 

 

上記ブログ中のグラフ(再掲)↓

 

 

厚労省アドバイザリーボードの統計の修正版である。

 

 

少なくとも死亡者は2回・3回接種者の方が圧倒的に多いのである! 死亡者が多いということは、それだけ重症者も多いということを意味する。普通に考えればだが。



このことが分かっているから、厚労省も自治体もまともな統計を出さなくなったのだ。

 

 

 

では、どのようなメカニズムでワクチンが重症化予防をすると考えられるのであろうか?

 

 

キーワードは「サイトカインストーム」と「免疫抑制」であると(私は)思う。

 

 

コロナウイルス感染によって、サイトカインストームすなわち免疫暴走が起こる場合がある。免疫細胞が感染細胞のみならず、健康な細胞をも攻撃して、さまざまな臓器に炎症を引き起こすのである。これが重症化の最大の原因であろう。

 

 

だとすれば、サイトカインストームを起こさないように免疫を抑制すればよい理屈だ。そして実際、ワクチンには(m RNAの一部をシュードウリジンに置換することによって)この機能を持たせてある。しかも、こういう事実が伝えられていなかった、と鹿先生は言っていた。

 

 

その意味では、確かにワクチンには「重症化予防効果」はあるのだ。しかし、免疫が抑制されれば、頼りになるのはⅿRNAによって導かれた中和抗体だけになってしまう。これがまともに機能するならまだいいのだが、抗原原罪によって産生される中和抗体は初期の武漢型が大部分という情けない結果をもたらす。

 

 

つまり変異したコロナウイルスに対してはほとんど効果がなく、むしろコロナウイルスを引き込む危険性すら現れてくる。(ADE:抗体依存性感染増強)。

 

 

さらに低下した自然免疫はコロナ以外のウイルスや細菌類、癌細胞に対して防御の役割を果たせなくなる。結果、一旦は重症化予防が成功したように見えても、別の方面からの攻撃によって重症化を免れないケースが出てくるのである。



だいたい、どう言い繕うとも、感染予防効果を第一義としないワクチンなど何の意味もないのだ。ワクチンを打ったのに感染したのは、抗体がウイルスに負けたからなのである。そも感染しなければ重症化もしないのである。

 

 

結論。

 

 

ワクチンに重症化予防効果はあったとしても一時的であり、逆にそのメカニズムによって一層重症化を促進する場合がある。

 

 

おわり。

 

 

あああ、早く寝なきゃあ!

 

もう見直しせずに投稿します。

 

おやすみなさい。