スーパーへ買い物に行ったとき、旧友の屋敷君(仮名)にばったり出会った。
コロナが終わらないねえとか、自然にそんな話になったところで、「でもオレは5回打ったから安心だ」と屋敷君。
どういう対応をしようかとちょっと迷った。
「まあ、風邪と同じみたいになっちゃったから、これで打ち止めにしておいた方がいいよ」と、無難なアドヴァイスをした。
「最近ワクチンで被害が出ているっていう話もあるようだね」と屋敷君。
最近じゃないだろ、とは思ったが、「自然免疫を下げるから、繰り返しては打たない方がいいと思うよ」と私。
「しかしなあ、今さらそういう情報があっても、どうしようもないんだよな」
今さらじゃないんだよ!
でも、私は屋敷君には「打つな電話」を掛けなかった点で多少の後ろめたさがある。一昨年のことだが、本当に親しい人にしかワクチンの危険性を伝えなかったのだ。
いくらか心配そうな顔をしているので、「大丈夫だよ、99.5%の人には深刻な副作用はないようだから」と安心させる。多分これは正しいだろう。1年もすれば免疫は回復するに違いない。
でも、逆に言うと、0.5%の人は深刻な状況になっているのだ。これは過去の薬害事件と比べても極めて大きな数字である。
そんな話をして別れたが、そろそろ何度も打った人でもおかしいと気づき始めたようだ。当然だろう。世界一の接種率で世界一の感染者、世界一の死亡率を記録し続けているのだから。
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南雲香織さんがTwitterでこんな情報を出していた。
速報:海外ではワクチン未接種に怒りの矛先が向かい始めました。
— 南雲 香織 - Kaori Nagumo (@nagunagumomo) January 25, 2023
「ワクチン未接種はワクチンの潜在的な危険性を知っていたにも関わらず、私たちに警告をしなかった。今、彼らの手は血に染まっている。私たちが知らないことを彼らは知っていたのに黙っていた」 pic.twitter.com/p3TwjeODtw
元記事はこちら↓
自動翻訳で一部抜粋↓
善意の市民が整列し、正しいことを行い、COVID19 の予防接種を受けている間 (今では良いことよりも害の方が多いように思われます)、予防接種を受けていない友人は傍観し、彼らに接種させました。彼らの何人かは少なすぎました。何も言わない人もいました。
彼らは私たちが知らなかったことを知っていたにもかかわらず。
最初は私も、ひどい言い草だなと思ったが、どうも不自然な感じがした。以前、非接種者どうしで、いずれはこういう事態になるんじゃないかと冗談に言い合っていたのは確かなのだが、接種者がそこまで言うのは廉恥を知っていればできないだろうとは思っていた。
案の定、南雲さんのツイートへの返信や、元記事へのコメントの中には、「これはフェイクニュースだ」というものもあった。それが正しいと思われる。
このIQfyとかいうサイトは検索してもまともなものが出てこないし、元記事にもデマサイトだと断ずるコメントがあった。(確認したが、多分まちがいない)。
南雲香織さんについては、鋭い視点を持っているなとは思っていた。しかし、ときどき非常識なことを口走るので、あまり引用したくない人の一人であった。
その後、この人物は実在しないとか何とか話題に上った。その真偽はともかく、私たちは、一見いいことを言っている人でも、すべてを信じ込むような愚は避けるべきであろう。
そして、もっと大局から物をみれば、このようなフェイク情報を流すことで、接種者と非接種者とを分断して、自らに矛先が向けられるのを避けようとする意図があることさえ垣間見えてくるのである。
そういう「敵」の分断工作は、これからもますます巧妙化してくるであろうが、最終的に頼りになるのは私たち自身の理性であることは論を俟たないであろう。