昨日のブログで掲げたUKHSA(イギリス保健安全保障庁)の統計数値はrate(率)表示だったので、分りにくかったのではないでしょうか。実数で出ているものがあったので紹介します。こちらの方が直感的に理解しやすいと思います。
同じくUKHSAの COVID-19 vaccine surveillance report Week 3 20 January 2022 です。
上の資料から、重症者と死亡者の統計を抜き出して、ザックリとした分析を試みます。
昨年12月26日から今年1月16日の統計です。
日本語の表に作り直せばいいのでしょうが、面倒くさいので元のままです。すいません。
多少見やすいように枠でくくっておきました。
緑枠は未接種者、黄枠は2回接種者、赤枠は3回接種者の実数です。
イギリスでは2回接種済みが71%、3回接種済みが54%、未接種が29%です。(他は無視してよいでしょう)。
まずは重症者の実数。
緑枠の未接種者の重症者実数は、接種対象者でない12歳未満を含むので18歳未満の人が多いのですが、それ以外は各年齢層で実数は平均しています。
黄枠の2回接種者の重症者実数は、18歳未満以外では未接種者とほぼ同じです。
赤枠の3回接種者の重症者実数は、50歳以上で急激に増え、70歳以上の高齢者で圧倒的な数値を示します。高齢者はブースターを打たない方がいいのです。
これらのことから、少なくとも言えることは、未接種者だけが医療ソースを圧迫しているわけではないということです。
次に死亡者の実数。
緑枠、黄枠、赤枠ともに大きな差はありませんが、若年層では未接種者の死亡実数が若干大きいでしょうか。70歳以上の高齢者では未接種者よりも2~3回接種者の方が2倍程度、死亡実数は大きくなっています。
死亡の危険度を表わすには、どうしてもrate(率)での表示が必要です。その場合29%しかいない未接種者の危険度は上がりますけれども、とてつもなく上がるわけではありません。
2つの表から公平に見て、ワクチン、効いてるんですかねえ?
何よりも、未接種者はワクチン副反応(短・中・長)の危険性とは一切無縁であることを考慮しておかなくてはなりません。
総合的に判断すれば、ワクチンは打つべきではないのです。