英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki -45ページ目
もう10年以上前ですが、
アメリカの小学校で
教職をしていたことがあります。
アメリカの
「普通の」
子ども達が通う
小学校で
私が教えていたことは
基本、
「世の中にはいろいろな人がいる。
隣人と考えが合わない場合も当然ある。
その時に「争わず」「見下さず」
もめ事を起こさないで
平和裏に生きていくための知識とスキル」。
だったと理解しています。
譲れないものがあればこそ
過激な言動を避け、事態を見極める。
賛同者を募り、
言うべきことは可能な限り平和裏に
主張していく。
安易に
「忖度」
などしないお国柄
だからこその
知恵でした。
あれから時がたち、
アメリカも変わったでしょうか。
また安易に
「炎上」で耳目を集める
今どきのニッポンの言論人を見るにつけ
誠に感慨深く思いだされます。
時期は遠い昔のことであいまいなのですが
おそらく自分の子どもが幼児さん、
それもまだ幼稚園に入園する以前のこと。
(20年くらい前ってことです)
当時普通に受験英語を経て
普通に大卒で、
中でもお世辞にも
英語が得意とはいえなかった
ま、ぶっちゃけると英語ダメな日本人
だった、新米お母さんのワタシ。
おそらく「子育て雑誌」で読んだのですが
忘れられないお話しがあります。
書いた人は幼稚園児のお母さん。
プロの著作者ではなく、
読者投稿欄だったはずです。
どういう内容だったかというと。
娘さんが通う幼稚園に
ある日「金髪、青い目」の
お友だちが転入してきたとのこと。
英語を話し、日本語はまだ
しゃべらないお友だちです。
TVのアニメなどで見る
見慣れない外見の新しいお友だちに
お子さんは大興奮!!
帰宅するなり、
お母さんにそのことをご報告。
可愛い彼女と、絶対にお友だちになりたい!
というお子さんに、
ママのアイディアは
それならまず「おはよう!」って
明日の朝英語で言ってみたら?
お子さんは大喜び、
「グッドモーニング」を覚えて登園。
そして帰ってきた彼女が言ったこと。
「お母さん。
おはようはグッドモーニングじゃないよ。
グッモーニ、だよ。」
そしてその日にあったことを
お話ししてくれたそうです。
いわく、
お外遊びの時間に
私がブランコにのってたら
その子が来て
「キャナイ?」って言ったの。
たぶん「代わって」っていうことだと思って
ブランコ交代してあげたの。
しばらくしてから私も行って
「キャナイ?」って言ったら
代わってくれたの。
だから、キャナイって
代わって、ってことなのかなあ。」
その時には
まさか自分がよりによって
英語で仕事をすることになるとは
想像もしていなかった私ですが
絶対に忘れることの出来ない
素敵なエピソードです。
JICA横浜「世界のおはなし会」
毎月第四土曜日に
世界各国のおはなし会
日本語で園児さんのために
オリジナル紙芝居を作り続けている
相模原市ふじ乳児保育園の
近藤園長
オリジナルの日本語と
私たちの英語でお届け。
明日9月22日(土)
JICA横浜でお待ちしております!

