大好きな絵本作家のおひとり
塚本やすし先生。
大らかな画風と
抒情的な内容。
笑ってしまう奔放な作品の中にも
絶対に譲らない真面目な気質との
バランスが素晴らしい方です。
「あのさ、コロナだからさ、
みんな気をつけなくちゃいけないからさ、
絵本描くから、サル、お前、英語に訳して。」
と言った(要約)ご依頼が
最初だったと思います。
*先生は私のことを
サルとお呼びになりますが(ウキーッ‼)、
そのお話はまた別の機会に。*
翻訳には常々あまり興味がない私が、
やりましょう!!
と請け負って
出来たのが
日英バイリンガル絵本
「I fight against Covid-19 コロナとたたかう ぼく」(ニコモ)
本当はね。
日本語が母語で
後から英語を学んだ
私のような人が
英語を日本語に、ではなく
日本語を英語にするのは
翻訳業界の方からみると
イレギュラーなことです。
後学の知識では追いつけない
豊かな土壌があるということ。
これが母語の絶対的な価値なのです。
だけど。
この作家さんの世界観を
英語で表現するのは
外国人頼みではなくて
私がやれる、という確信がありました。
*塚本先生はそんなこと、
ご存じなかったと思います。
多分それだったら
翻訳を依頼するのをあきらめて
日本語で出版なさったのではないかな?
あくまで私の推測ですけど。*
「コロナをやっつけるお話なんだから、
すぐ出版したいんだから、早く早く!!」
というご依頼でしたので
二日でやりました!!
(ってか実質半日~。どんだけ~!?)
コロナ禍の中での生活を
子どもに語る絵本は
他にももちろんありますが
この本は
小学生よりもさらに
小さい子どもたちの
目線に合わせて描かれたもの。
くだくだと説明するのではなく、
ストレートな表現。
次々に出来上がってくる原画を見て
ワクワクが抑えられませんでした。
図書館でも一部所蔵してくださる
館が出たことには感謝です。
機会があれば
お手に取ってご覧いただきたい。
そして、もし気に入ってくださったら。
日本語でも英語でも構いません。
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私たちに送っていただけないでしょうか。
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