【英語のおはなし】本日の日経新聞朝刊から。大学開国:国際化の実像 | 英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki

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本日6月26日付けの日本経済新聞朝刊一面に、面白い記事が載っていました。

大学開国:第三部 国際化の実像3 とあります。

東京大学の工学部で2014年度より学部の1~2割、大学院での2~3割の授業を英語で行う計画なのだそうです。目下準備中。

数式や共通の専門用語の多い理系は英語での授業が比較的容易とされているとありますが、本当にそうでしょうか?楽観的にすぎるように私には思えます。

別の大学で集中講義を受け持った、アメリカ留学経験があるニューヨーク州弁護士の日本人講師の意見として、「レジュメの棒読みではダメ」と言っています。
おっしゃる通り。というか、それは当たり前以前のこと。レジュメを棒読みするのは授業とはいいません。輪読会です。(ノ◇≦。)

レジュメを読めば理解出来るのなら、それをテキストとして配布してくれれば、わざわざ時間を作って授業に出向く必要はありません。授業というのは、生徒の理解を深めるために行うもの。研究成果の発表会とは違います。

理解出来ないのは生徒の努力が足りないから、という「修行」的思想が根底に流れる日本の従来の教育では、教師が趣向をこらして生徒の理解力を上げるサービスをするのは、無駄であるばかりでなく生徒の自己研さんする範囲を狭めるものと考えられてきたふしがあります。当然講師が一方的に話をし、生徒の側は眠気と退屈に打ち勝って理解を深める。分からないのも、分からないことをそのままにしておくのも生徒が「真剣でない」から。(T▽T;)

その発想の元で練り上げられた「レジュメ」を、さらに拙い「英語に訳して」授業をされたのでは、生徒はたまったものではありませんね!!
(´・ω・`) (´・ω・`) o(TωT ) (´・ω・`) (T▽T;) (´・ω・`) (´・ω・`)

そもそも、日本語でなく英語で講義をしたいのは何のためなのか。誰のための、何のための英語なの??

勉強が元来好きな大学教授や講師のみなさんはきっと必要とあれば英語での講義もこなす英語力は身に着けられるのかもしれませんが、

「仏作って魂入れず」o(TωT ) o(TωT ) 、

とならないように本当に切望してやみません。大学民営化、とはいっても、日本の大学は日本の国の大切な財産なのですから、ね!!('-^*)/