今回私がカナダ・コルテス島でワークショップを受けてきた
センサリーアウェアネスについて
二年前にもこのブログでご紹介させていただいているのですが
もう一度、その文章に加筆、修正を加えて
ふたたびご紹介させていただこうと思います。
センサリーアウェアネス、日本語に訳すと
「感覚の気づき」ということになると思いますが
この言葉は今回私が受けてきたワークショップのリーダーである
ジュディス・ウィーバー博士の師である
シャーロット・セルバー(1901-2003)という女性によって
作られたものです。
(シャーロット・セルバー)
しかしこのワークの原型は
ドイツ人女性で体操の教師だったエルザ・ギンドラー
(1885-1961)が、彼女の闘病経験をもとに
1920年代に作られたものでした。
彼女は当時、死の病とされていた肺結核にかかり
医者からも見放されていたものの
自分の身体・呼吸に意識を集中して、悪い方の肺を休めることで
奇跡的に病を克服したのです。
その後ギンドラーはその当時とても人気の高かった
器械体操(gymnastics)の教師の座を手放します。
そして、自らの体験をふまえて
他人が作ったパターンやテクニックに従うのではなく
人々がその人らしい経験を探求することを許す形の
彼女独自のワークを発展させました。
そしてそのワークはその当時花開き始めていた心理療法など
ドイツで生み出され発展していったワークに影響を与えました。
シャーロット・セルバーはエルザの行ってきたことを
1930年代後半にアメリカに持ち込んだ弟子の一人です。
その②に続きます。。。
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