酒友 お酒の新情報(特別版) | 酒友 醸造研究所

酒友 お酒の新情報(特別版)

今年は1月4日(水)から新春オープンしておりますが、各蔵元、酒屋からどんどん色々な新酒、その他が届いています!

新年早々お酒ファンのお客様が多くご来店してくださっており、おかげさまでお酒の回転が速く、「酒友はいつ来ても新しい銘柄に変わっていて、次回飲もうと思っていてもすぐになくなるから、ついつい飲んでしまう!」と、嬉しいお言葉を掛けていただくことも!

人気銘柄は続けて入れるようにはしているのですが…スミマセン。

というわけで、現在、確実に飲める新酒 その他を載せておきます!



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十四代(本丸新酒、双虹、龍月、龍泉、槽垂れ新酒おり絡み)


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鳳凰美田(新酒赤判)、青煌(初しぼり五百万石)、白瀑・山本(荒走り)、酔鯨(しぼりたて)、玉川(福袋)、玉川(手つけず原酒直汲み)


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天の酒(山本SP K-7荒走り)、越の白鳥(ふな口一番)、千両男山(津波に耐えた奇跡の酒)、岩木正宗(特純)、岩清水(槽しぼり無濾過 本生)



そして以前私がラベルデザインした「賀茂福 平成の黒鬼 純米超辛口+12」「死神」が、「大阪初登場として、小林商店さん(此花区 春日出北)より入手できるようになりますよ!(酒友と小林商店だけのPBブランド)」と言っていた通り、もうかなり絶好調で売れておりまして、おかげさまで「平成の黒鬼」は蔵元自身でも完売となりました!!

まだ入手しておられない方は、小林商店さんへ急いでください。

もちろん、当店「酒友」は、賀茂福 大阪アドバイザリースタッフ店なので、「平成の黒鬼」しかり、私が企画・製造指導した「大正の白鬼」(すでに蔵元では完売中!)も飲めますよ!

そしていよいよ1月29日、賀茂福酒造(島根)に行って、「23BY 大正の白鬼」の仕込みを手伝ってきます!

酵母、仕込み方等いろいろと変えて、今まで誰もやったことのないやり方で仕込んでまいりますので、日本酒業界 再び 初の酒質となると思いますので、本当に期待してくださいネ!

3月頃には搾れる予定で、すぐに小林商店さんに届けますので、全国、いや、関西の皆様、どうぞご予約をしておいてください!!



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小林商店さん(お兄さんの奥様)による、賀茂福CM!


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「平成の黒鬼ラベル」が決定するまでのいろいろなサンプルラベル(白地版→赤地に細字版)

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(1行書き版→太字版のこれに決定!)


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これから小林商店さんで主軸となる賀茂福「地獄の三兄弟 純米酒」をよろしく!!



それと、ちょこっと付け足しがあります!

小林商店さんが出している『お酒の新商品のご案内』(新年第1弾版)の、「賀茂福 平成の黒鬼」の紹介文の最初の部分ですが、詳しく言うと、「広島国税局が毎年10月頃に開催している「燗酒鑑評会」で、只今年連続金賞受賞しているお酒」というのが本当ですので、毎年5月頃開催の「全国新酒鑑評会」とはまた別の大会ですので、お間違いのないように!



続いての「お酒の情報」です!

小林商店さんでも主軸となっている商品ですが、「山本」でも有名な常務兼杜氏の山本友文氏が頑張る蔵元「白瀑・山本酒造」(秋田)さんを、皆様ご存知でしょうか?(上記お酒の写真2段目の左より3つ目のお酒)

実は「白瀑」は全国でも2軒しか取り扱っていない機械を導入しているのだ!

それは、酒米を玄米で仕入れるのではなく、籾がついたままのお米から籾を剥がす機械「ドライボーイ」というもの。

これを使用して自社で籾を剥がし、自社精米機(1機のみ)で精米したお米を使って酒造りをしている!

これにより、お米の水分、養分を失うことなく酒を造れる。

手の込んだ丁寧な仕事をしているかがうかがえる!

そして山本常務はビートルズ世代ど真ん中で、大ファンのためか、醪に聴かせているのだ。

常務の机の上には「アビーロード」で有名な、ビートルズが横断歩道を並んで歩いている大きな写真が飾ってある。

なかなかPOPな杜氏でもある!

それと箱麹方をやめて、床麹方に変えた。

いろいろな意見もあると思うが、良い麹が造れるのならOKだと思う。

今年の新年早々、当店の秘密調査員が実際に「白瀑」に行って山本氏より聞いてきたお話です。



ついでにもう1つの情報!


彼がもう1つ取材してきた蔵元が、岩木正宗(竹浪酒造・青森県)である。(上記酒の写真3段目の右から2つめ)

この蔵元は青森県において一番最小蔵(ナント年間石数たったの50石!)であり、全国的に見ても長野県の岩清水(井賀屋酒造、上記酒の写真3段目の右)が石数50石、山梨県の青煌(武の井酒造、上記酒の写真2段目の左から2つ目)が30石というように、最少蔵の1つではある。


この岩木正宗蔵は本当に昔ながらの設備しかない古い蔵元で、青森県で一番有名な「田酒」蔵の酒質を目指していたためそれほど個性的な味ではなかったが、23BYより、何か吹っ切れたのか、+9、1.6(1.5)と濃醇辛口を造るようになってから、ブラインド利き酒にしても分かる個性ある酒質となった。

味は賛否両論あるだろうが、私は、自分が「美味い酒だ」と思うより、誰が飲んでも「あぁ…あの蔵の酒だ!」と分かる個性のある味を目指すべきだと思う。

たとえ自分が「美味くない」と思っても、他の人は「美味い」と思うことは多々ある。

つまり、「美味い」「まずい」ではなく、蔵元が自分で「うちの酒は美味い!」と思える個性ある酒を造るべきだと思う。

そういえば昔、こんな話を「青煌」蔵の清水杜氏にアドバイスしたことを思い出した。

数年前の「青煌」は新潟酒のような、良く言えば「キレイな酒」、悪く言えば「個性のない水っぽい酒」であった。

彼は「つるばら酵母と美山錦との相性が一番良いと思う」と言っていたので、「たまには他の酵母で試してみては?」ともアドバイスしたが、しかし、今年の23BYの「つるばら酵母と美山錦」で造った新酒は、今までの中で最高の出来だったと私は思う!

なぜかというと、去年までは『+4、1.5』と、ごく平均数値の酒質だったが、今年の新酒は『+1、2.0』と、しっかりと酸の出た、しかも「酸味」ではなく「味の幅」を出した酸の生成で、とてもバランスの良い 飲んで文句なく「美味い!」と思う味だった。

2番目の新酒として出した「つるばら酵母+五百万石」は、キレイな味を出してはいるが若干 迫力がない!

私は一番最初の「初しぼり美山錦版」を目指すべきだと思う!



途中 話が逸れましたが、全国にいる『酒友 調査員』からの取材調査報告が入ってきたらその都度upしますので、よろしく!!