女子高生のスカートの丈は
平成に入ってから今日まで、
短いのがほぼ主流になっている。
この傾向は変わりそうにない。
制服のスカートは
もともと
ひざくらいまでの長さなのを
腰周りを
わざわざ丸めて短くしているのだ。
そこまで短くしたいなら
最初から短めのスカートを
作ればいいものを、
そうやらないのは
教育上よろしくないという
暗黙の空気があるからだろうか。
我々が高校生だった
昭和49〜50年代は、
すなわち
1970年代中頃から後半にかけては
真面目な女子高生のスカートの丈が
ひざくらい。
不良になればなるほど
逆に丈が長くなったものだった。
むしろ、当時は
ミニスカートというと、
古い60年代ファッションという感じで
ダサかった印象である。
丈が長くなって
ほぼ袴に近いほどの域に達すれば
かなりの*ヤンキーだった。
(*ヤンキーなんて言い方も実はなかった)
男子ならツッパリ
女子ならズベ公と言った。
ツッパリ連中は、
かわいい女の子のことを
よく「マブい女」などと言ってた。
この「マブい」というワードも
イマドキの人々にとっては
古文の「いとをかし」くらい
意味不明な死語なのであろう。
そういえばこの時代は
「マジ」なんて言葉も、
まだなかったな。