このblogでとりあげる曲は、ふと思い出したものという基準がほとんどなのですが、その時の自分の状態を反映してたりすることが多いです。この曲もそうなのかな。

 

通称"The Wedding Album"収録なので、花嫁らしき女性が。だけどひとりになっちゃってます。とても意味深。この頃はDuran Duranも4人ですね。

 

この曲、解説には「地球上に起こっているすべての恐ろしい出来事に対するメッセージ」とあります。Simon Le BonとJohn Taylorの解説だから、真意に近いのかなと想像しますが、結構スケールでかいな。

「昔のオーディナリーな世界へ戻りたいという願いが歌われている」そうです。

 

 "Ordinary World"なので「通常、普通の世界」とかそんなんか…相変わらずの直訳野郎ですが。

そういえば好きな曲の中に大貫妙子さん(Sugar Babeかな?)の「いつも通り」があるのですが似たようなタイトル。そしてなぜか聴いてて泣いちゃうのも同じです。

 

「いつも通り」でもあながち間違いじゃない気がするな。変化が起こる前というかそういう感じで。

ネットで和訳をざっと探してみると、「大切の人との別れ」となっていることが多いようです。アルバム日本盤の訳詞はもっと大きな、今まで自分の生活や世界だったものが消えてしまったというような内容。まあSimonとJohnがそう言ってるんだからそう訳しますよね。

 

どこかに"Ordinaly World"があって、それを見つけ出さなくちゃと歌っているけど、ラストでは「どんな世界でも自分の世界だ」となってますね。

ここ数年、いろいろなことが変わってしまいましたが、どんな状況になってもすべては自分次第…自分の身体を通してしか世界を見ることができないんですもんね。

それなら「どんな世界でも自分の世界」と言えるような気がします。ってか周りに振り回されてる暇はないですよね。

 

「子供の頃を思い出して、昔のオーディナリーな世界へ」という解説の割にはめっちゃシビアに見てるなあと思いました。このアルバム、全体に大人な感じがしますけども、こういう点でも成長…ってわたくしが言うのもアレですね。いやほんと大人だと思います。

やはりこれだけたくさんの素晴らしい作品を作って今も活躍しているバンドの人は違います。

 

どんな世界でも自分の世界なら、自分で好きなように創っていきたいですね。おっ、年末っぽいな(笑)。