画像は拾いものです。冬のうたシリーズ…。


大人になると、「ああ、大瀧詠一さんだなあ…」とわかりますが、リリース当時4、5歳くらいだったので、母親が聴いてるのをただ受け入れるだけでした(笑)。

母親は森進一の大ファンのため、幼少期からいろいろな曲を聴かされています。とくにこの80年代あたりはリアルタイムで。「紐育物語」などもカセットテープがありました。


小学生以降はまあ…思う訳ですよ「また森進一聴いてるよ」と。この曲や「襟裳岬」などはまあそれほど演歌演歌してないんですけど、「女のためいき」とかはさあ…っていう。

自分だけではないはず。子供の頃は演歌そんなに好きじゃないって。

反抗期みたいのもあるのかな。わかんないですけど、ド演歌って知ってて歌えるくらいでも自分から聴かないですよね。今も自主的に聴くことはないですが、子供の頃はなんかひどかった(笑)。


なのでこの曲もそのひとつなわけです。子供のわたくしにとっては「森進一は演歌の人」なので。

だけど、そのうちわかってくる。

これはちょっと違うかも、みたいな…。


演歌というよりは、なんというか森進一が歌っても違和感のないポップミュージック?とでも言えばよいでしょうか。

森進一の曲ってそれこそ「おふくろさん」とか「うさぎ」とか悲壮感があったり、女性の気持ちをぐわーっと感情込めて歌ったりしてるイメージだったんで、なんかこのさらりとした感じがちょっと違うぞ、と。


松本隆さんの歌詞もあるのかもしれませんが、別れの歌なのに(しかも別れを告げられる方は一方的に出ていかれる感じなので理不尽かもしれない)、軽やかな雰囲気です。

あ、そういえば歌の終盤

「皮のコートボタンひとつ とれかけてサマにならない」

のところが少し字余り感あって、その違和感がとても良いですよね。メロディもちょっとラストにCメロじゃないかもですけど変わってるし。この曲を忘れられなくするマジックな気がします。


ちなみにリヴィエラってイタリア語で「海岸」の意味なのだそうです。知らなかったー!

ってかそう言われてみれば「リヴィエラ」ってなんぞ?なんですけど、疑問に思わなかったです(笑)。「君は天然色」の「ディンギー」は謎に思ったんですけどね!

リヴィエラって言葉他で聞かないし、これも松本隆さんのマジックのひとつかもしれないですね。