先日インドカレー屋さんでかかっていそうな曲で記事を書き、フランスまで飛んだのにまた印度…いや日本か。

 

 

なんか怖いMV…。

そう、筋少さんは怖いと思っていて、若い時によく音楽雑誌などでお見かけしていたもののほとんど聴いていなかったのです。

この曲もだいぶ後から聴きました。「踊るダメ人間」の方が先だったかな…それでこの「日本印度化計画」や「元祖高木ブー伝説」などを耳にし、多くの人が誤解していたようにコミックバンドだと思っていたのです。ごめんなさい。

強く記憶にあるのは音楽雑誌にあった「断罪!断罪!また断罪‼︎」の広告…ジャケットのオロカメンと、手書き風のアルバムタイトルが非常に怖かったです。

 

今ではホラーとか、おどろおどろしいものなどは全く平気なのですが、当時は全然見ることができませんでした。

アルバムジャケもですが、オーケンさんをはじめとしたメンバーの方の外見も、ちょっと怖いなと。

怖い見かけのコミックバンド…勝手に誤解しておいてアレですが、The Beatlesなどの有名でロックの王道をいくバンドが好きだった私はどうしても近寄れませんでした。

 

そんな自分が、The Beatlesアンチで筋肉少女帯大好きな人と一緒になるなんて。なんということでしょう(笑)。

夫は筋肉少女帯の大ファンで、今日のジャケット画像も彼のおかげで撮影できました。感謝。

このアルバム、むちゃくちゃ演奏力が高いし、曲にも力があって名盤なんですよね。歌詞の内容は怖いものもありますが。ていうか半分くらい組曲みたいになっていて、プログレッシブロックと言ってもいいのではないでしょうか。

ラストの「月とテブクロ」はイントロに80年代ぽさを感じますが美しい曲です。

 

もったいない。もっと早くきちんとアルバムで聴いていたら。いや、あの頃の自分にはまだわからなかった可能性が高いですけど。演奏のうまさなんてねえ…なんせBY-SEXUALとか聴いてたくらいなので(爆)。怒られる。

まあ夫もまさかThe Beatles好きと結婚するとは思っていなかったでしょう。

 

オーケンさんとは一度だけトークショウで握手とお話をさせていただく機会がありました。ロックミュージシャンというか芸術家のオーラがすごくて、腰の低い優しい方だったんですど自分はかなり緊張して言葉が出ず、言いたいことの半分も言えませんでした。嬉しかったですけどちょと残念。

 

いやあ本当にすみません。あの頃の自分に「誤解だぜ」と教えてあげたいです。