あら綺麗なお花、と思ったら右上にしっかりNew Orderらしさがありますね。初期の名作と言われている「権力の美学」からこちら。

(ジャケの二つ折りがずれてる…断裁したものを折ってるな。買うなら日本盤のが仕上がりきれいですね)

 

サブスクの「お外で聴きたい曲」みたいな夏向けプレイリストに入っており、ちょっと驚きましたが言われてみれば確かに夏に聴くのがいいかもしれない…。

疾走感ありますしね。

疾走感があってしかもお洒落なんですよね。シンセの音が印象的です。大好き。

 

若いころ全く通っていなかったNew OrderとJoy Division。

姉が「バンド」に興味がなかったみたいで…あとむっちゃくちゃメインカルチャーな人みたいで…David Bowieみたいにちょこっとでもリアルタイムで聴いていたら、人生変わってたのかなと思います。

いや、10代後半でThe Cure聴いた時あまりハマらなかったからな…いやでもそもそもJoy Divisionとか聴いてなくて素地がなかったからかも…などとあれこれ考えてもいまさら仕方ない(笑)。

 

なのでもう中年くらいになってようやく良さがわかったと思います。

よくここで「大人になってから聴きました」と書くことがありますが、その場合成人して上京して割とすぐを指すことが大半です。でもNew OrderとJoy Division、The Smithsなどはもう本当に遅かった。30歳ちょっと過ぎてましたね。

 

音楽や映画とかって本当に「出会い」だと思うので、仕方ないとは思うのですが、もっと早く出会いたかったなと思います。(しつこい)

 

収録アルバムのタイトル(邦題)が「権力の美学」…オリジナルのタイトルも直訳だと「権力と腐敗と嘘」かな。曲のタイトルも「同意の時代」とか「同意の年齢」???なんかすごいっすよね。

歌詞は、本当の気持ちを伝え合わなかったために別れてしまった友人か恋人とこのとを書いているようなのでまあわかるようなわからんような。

コンセンサスをとる…みたいなことができんかったということなのでしょうか。

 

人間関係において、正直に意思を伝えるのはだいじですよね。大人の事情とか、相手との関係性とかで難しいこともあるかもしれませんが…。

正直に伝えないと、わかんないですからね。自分でもそのうちわからなくなっちゃうと思うんです。危険なことだなと思います。

それから、伝えずに「わかってもらえない」と我慢し続けてると、それこそこの曲のように「ある日犯罪になっちゃう決定的なこと」になっちゃうんで。本当に危険ですね。

 

なんかもう本当に夏のお外で聴く曲じゃないなって思うんですけど(笑)。だいじなことを教えてくれる曲ではありますね。