藤沢周平の本です。


藤沢周平は同郷ということもあり、いつかは読まなければいけないと思いながら、なかなか手に取ることがありませんでした。藤沢周平ブームに肖り、映画は数本みているのですが、本まではいけませんでした。どうしても、ビジネス本や、司馬遼太郎の本にいってしまってました。


本は、人との出会いのように、然るべき時に、出会うものだと思っています。そういう意味では、漸く藤沢周平の本を読める時がきたのかなと思ってます。


内容は、上記のとおり、今の自分に必要なものをたくさん気付かされた気がしました。


率直な感想は、自然描写がすばらしく、流れるような言葉の並べ方なので、大変読みやすいということです。そして、何か懐かしく、あったかくて、背筋がまっすぐなるような、気持ちよさが残る作品だと思います。


不条理な運命に翻弄されて、最愛の人とも食い違った運命になることもも受け入れて青春を駆け抜ける主人公の姿には、清貧を重んじた日本人のルーツを感じました。


蝉しぐれとは、蝉の鳴き声がひとしきり降る雨の音のようなことを言います。そういえば、小さい頃そんな光景があったな~、と思い出します。


夏の音である蝉の声は、より一層思い出を脳裏にやきつけますね~