今日は97ヶ国目となる
マケドニアのオフリドまで
行きたいのですが
この区間の情報が極端に少なく…

私の手元にあるのは
ベラティからまずエルバサンまで
ミニバスで行って… 

そこで国境の街までの
ミニバスに乗り換える…

国境を越えたらタクシーで
オフリドまでという行程です

昨夜
ホテルのオーナーから聞いたのと同じです
そのタクシー代は15ユーロ程度とのこと

とりあえずそれを信じてホテルを出発

昨日の逆で市内バスで
ベラティのバスターミナルに
やってきました

もうなれたものです


8:45発のエルバサン行きに乗ります


このバスです
 

このバスの中で
私の前に座ったドイツ人の若者二人連れ… 
その前に座っているアルバニア人の若い女性に
エルバサンまで何時間かかるか
聞いていました 

でもその女性よくわからなかったのか… 
答に窮していたので
私が後ろからドイツ人達に教えてあげました

彼らにどこまで行くのか聞いたら 
エルバサンからオフリドに行く…と
言うではありませんか… 

私と同じ! 

エルバサンからどうやって行くのか…?
と聞くと… 
私と同じアイデアのようです

エルバサンのバス乗場が違う…
ということまで知っていました

私もあまり自信がないので
とりあえずエルバサンで降りてから
彼らと一緒に行動しようと
思っていました

バスは8:45に出発して2時間ほどで
エルバサンに着きました

着く前に私は隣に座っている女性に
オフリドに行きたいが 
ここからどうやって行ったらいいか?
と尋ねてみたら…

彼女は…
「降りた所からミニバスがあるから
    乗り換えたら行けるわよ…」と
涼しい顔をして…降りて行きました

私達の会話をドイツ人達も聞いていました

情報がいろいろ錯綜しています…

私はバスを降りて… 
ホテルのオーナーが書いてくれた紙を
周りにいる運転手達に見せたら 

やはりここからはそのバスはない
と言います

そのときひとりの運転手が
ちょっと待て…と言い 
英語のてきる人を連れてきました 

私とドイツ人達も一緒になって聞きます

彼によると… 
「国境までのバスが出るバス停は
    離れているのでここからタクシー代が必要
    だからこの運転手が運転するバスで
    国境の手前の町Prrenjasまで行って
    そこから彼が車を用意するから
    それに乗っていったらいい」
と言います

Prrenjasまでの バス代が200アルバニアレク 
タクシー代は3人でオフリドまで
20ユーロだといいます 

その内容を私たち3人がそれぞれ確認して 
結局1000円強でオフリドまで
行けることになりますので… 

相談してOKしました

日独共闘でした!

そのドイツ人若者二人です


Prrenjas行きのバスは11:40発なので 
1時間ほどでここで彼らと話をしながら
待ちました 

彼らはフランクフルトから来た
21歳の大学生 
学生だからお金がない中
2週間旅をしていると…
来週から学校が始まるので
今週中にドイツに戻るそうです 

なんだか四十数年前の
自分を見ているようです


Prrenjas行きのバスです
この男性が運転手です

これで段取り良く…
オフリドまで行ける…と
3人とも思っていたのですが…

私自身 経験上この手の話には
お互いの思い込み、思い違いから
オチがあるような気が…
していたのてすが

まぁ3人いるし… 日独共闘だし…

でも最後に…やはり…


エルバサンからバスはどんどん
山のなかに入って行きます

そして1時間ほとでPrrenjasに着きました
運転手が手配した車は
すぐそばに待ってくれています 

乗り換えて出発!

ドイツ人が20ユーロでいいか
念を押しています

車は山の尾根に上がると
右手にオフリド湖が見えてきました
大きい湖です

やがてアルバニアの側の国境が見えてきました

車はそのままゲートに入り
パスポートをチェックされて終わりです

以前ヨーロッパの国境を
車で越えるのと同じです

200mほど行くと今度は
マケドニア側のゲートです

ここでも簡単にパスポートチェック 
スタンプは押しません

ゲートを越えマケドニアに入ると
車はスピードを上げて
坂を下って行きます

オフリド湖を見ながら走って
しばらくすると…大きな街にきました
ストルーガーという街でした 

しかしオフリドまてはまだ
20kmあります

私は知らない土地で
どこに連れて行かれるか
わからないので常に
グーグルマップで
現在地を確認しています

運転手は街中の大きな通りで
車を停車させました

私達はオフリドまで行ってくれ
と言うと 
いやストルーガーまでだ…
と運転手は言います

どうやらここまで送る…
話みたいだったようです

そして運転手はさらに…
オフリドまでならあと15ユーロ
払ってくれたら行く…と言います

私自身はそれでもいいかな…と
内心思ったのですが… 

ドイツチームは
わかった結構…降りる…
と言います  

ドイツチームには
ユーロの価値観があるのでしょうか…

じゃあ…私も
日独共闘だし…まだ時間は14時だし… 
降りることにしました

彼らは…
バスでオフリドまで行こうといいます
でもマケドニアの通貨がありません…

そこは若者は早速スマホで近場のATMと
バス乗場を探しだして…
私にさぁ行こうと言います

私は着いていきます

というのも…
意外とストルーガーの街が
美しいからです

オフリド湖から流れでる水は
なんともいえない
ブルーの色をしています


ATMでお金を引きだし
バス停まで行きます


バス停で左の彼が 
若い女性に聞いています…

オフリド行きのバスはここでいいのか? 
料金はいくらか?

50マケドニアデナリ…
約100円でした

私達はATMでひきだしたばかりで
みんな少額でも500DEN札しか
持っていません

彼女はお釣りをくれるわよ
といいますが…
みんなが500DEN出したら
運転手怒るだろう…と

そしたらドイツ人…
私に…我々が出しますよ…
さっきタクシー代を
半分出してもらったから…と 

(ただ細かいお金がなく
 10ユーロ札しかなかった
 だけなんですが…)

なかなか気の利く奴らです

バスを待っている間… 
タクシーの呼び込みが
いっぱい来ます

でもすべて無視!

そしたら一台の車が来て 
何やら先の女性に
私達のことを聞いています 

そしたらその女性が… 
この人がオフリドまで乗せて
行ってくれるって…

お代はバス代だけでOKよ…と
言います

ドイツチームはそれなら…と 
腰をあげますので… 
私も付いていきます

20分後…
そのおじさんに
オフリドの中心で3人
降ろしてもらいました


ここでドイツチームとはお別れ…
とても爽やかな若者達で
ずいぶんと助けられました

旅は道連れ~でした

やはりドイツ人と日本人は
合うのでしょうか?

久しぶりにエキサイティングな
楽しい移動でした

でももし他の国の人なら
同行しただろうか?
などと考えながら…

すぐにホテルに到着しました


(続く)