…続き
アーグラに定刻に到着
駅を出ると観光地特有の客引き合戦が始まる

私は当初帰りの列車まで時間があることだし
2kmぐらいなので ぶらぶら歩いて 
タージ・マハルまで行こうと 簡単に考えていた

しかしこの蒸し暑さと いつスコールがやって
来るか 分からないなか やはりリスキーか…?
客引きの声に耳を傾けはじめた

私にはじめから声を掛けてきた二人組
まずタージまで 公認タクシースタンドのタリフ見せ ディスカウントすると言う

車まで連れて行かれながら 帰りは何時の
列車だとか タージの他はどこへ行くのか…?

それぞれ答えると では半日チャーターでどうだときた。 確かにタージのあと アーグラ城や
タージの河を挟んだ向こう側にも行きたいので 半日を彼らに任せることにした

乗車後 車内は暑く ドライバーはエアコンは
どうする?と聞く これも高くなるとは 
わかっていたが この暑さ当たり前に必要である ではタリフ通りでねと…早速エアコンを入れる

お前らも助かるやろうと いまいましく思いながらも 涼しくなりほっとする

ドライバーと交渉が終わったら 今度は助手席の旦那が ガイドさせていただきます ときた
確かに広大な敷地にあるタージを効率よく見て回るのにもガイドが必要か…

御代は後でチップとしてくれたらそれで良いと言う(これが曲者なんですが…)
まぁ これを受けて 交渉成立!
彼らは所謂白タクとプライベートガイドです

結論として おかげてスムーズに楽しく見学
できました


タージ・マハルに到着

☆世界遺産ファイル No.1☆
    =タージ・マハル(インド)=
    ムガル帝国第5代皇帝 シャー・ジャハーンが     愛妃ムムターズ・マハルのために建てた
    総大理石の霊廟 1653年に完成 
    なおジャハーンはタージ、マハルと対をなす     形で ヤムナー河を挟んだ対岸にも黒大理石で     自分の霊廟を作ろうとしたが実現しなかった



タージは完全な左右対称形で造られており
青空に真っ白な大理石が前庭の緑色に映え
美しくもタージに秘めた逸話の哀愁が漂う
ジャハーンの思いがこもった世界遺産である

しばらく木陰のベンチに座り ジャハーンの
想いに耽っていました

しかもこのガイド、英語ですが 私に良くわかるように ジャハーンやその愛妃 またジャハーンを幽閉した息子の話を語ってくれました

おかげてさらにインドの歴史に興味がわき 
見直したくなりました

ガイドの役目も忠実で チケット購入や
セキュリティチェックで長蛇の列が出来ているのに 彼について行くと いつも待たずに進める(少し周りの人に気が引けましたが…)

昼食を挟んで 黒タージが造られるはずの
場所に行きました。タージのヤムナー河を
挟んだ対岸です 
夕日に染まる頃行くと美しいらしいです

ここから見る 反対側のタージ・マハルも
美しいですよ~



次にアーグラ城に行く

☆世界遺産ファイル No.2☆
  =アーグラ城塞(インド)=
   ムガル帝国のデリーからアーグラへの
   遷都に伴い 皇帝アクバルが12年かけて1573年    に完成させた居城。 ジャハーンが城塞内の    「囚われの搭」に息子に幽閉されていた



「囚われの搭」から見た タージ・マハル
  ジャハーンはここからタージに眠る愛妃を
  毎日想っていたと言う



さらに城塞内には イスラム文化の代表的な
幾何学模様やアーチなどのデザインが見られる

これらはスペインのアルハンブラ宮殿などで
も見られる 美しいイスラム文化の代表です