コーヒーと大使館

 

大使館イベントに参加していて思うのは、コーヒーを特産物としてアピールする国が多いということです。考えてみればコーヒーの生産国は思いつくだけでも5~6ヶ国はあります。地域も南米、アジア、アフリカと広範囲に及びます。実際コーヒーを生産している国は70ヶ国ほどで、生産だけでなく輸出もしている国だけに絞っても50ヶ国はあるそうです(Coffee Producing Countries 2024)。

 

大使館イベントでコーヒーをいただくときに楽しいと感じるのは、その国の独特のおもてなしの方法があるということ。味もそうですが、その国の料理と合わせると同じコーヒーでも全く異なる飲み物になります。これまでのコーヒー体験で個人的に楽しかったのは、エチオピア大使館のおもてなしコーヒーです。客人の前でコーヒーを煎るところから始まり、小さなカップに人数分を少しずつ注いでくれます。量は少ないですが、とても香ばしくて、セレモニーのような一連の流れが参加者を楽しませてくれます(写真)。

 

エチオピア風コーヒーのおもてなし

 

他にもベネズエラ、ベトナム、コロンビアなど、思い出深いコーヒー体験はいろいろあります。コーヒー好きな方は大使館イベントでコーヒー巡りなどしてみてはいかがでしょうか。

(注意:大使館のコーヒーイベントは、外交官が同席しますが、大使館以外の場所で開催される場合があります。)