スペイン大使館

スペイン大使館も積極的に展示会やコンサートを開催している大使館であり、チェコ大使館と並んで比較的入りやすい大使館の一つと言えるでしょう。ただこの大使館が他の大使館と一線を画しているのは、なんといってもその入館するときの流れです。

 

入口にはいってまず目につくのは警備員、そしてエックス線検査装置です。まず警備員さん(日本人です!セキセイインコ青)に挨拶をして、手荷物をすべて渡します。そして!カバンはエックス線検査装置の中に!!💼この瞬間、まるで空港にいるような感覚に陥ります。治外法権が適用されていますので、スペイン大使館の敷地内はスペインの敷地、つまりスペイン国に足を踏み入れるということになりますが、ここで味わう出国感覚はとてもリアルです。

 

エックス線検査装置をパスすると次に身元を確認し、いよいよ建物の中に。長いスロープを下っていくと、ギャラリーとコンサートホールがあります。催しの内容によっていずれかに案内されます。展示も音楽も独特の表現のものが多く(さすがピカソを生んだ国です)、またゆったりとした空間の中で鑑賞できるのがこの大使館の特徴です。この体験がすべて無料だなんて信じられません。

 

展示会の場合は初日のオープニングイベントに参加することをお勧めします(要予約)。スペインワインをサービスしてくれることがあるからです。赤ワイン(少なくともコロナ前はそうでした。)