なかなか腰据えて文章を書くことが少ないのでブログ放置ですみません🙏🏻💦

日頃、ご質問などよく頂くのですがその中でも「ネットやSNSで見かける子達はみんな慣れているのにうちの子全く慣れてくれないんです」って相談がダントツに多いので、動物の慣れについてのお話を。

便利な時代になって、ネットを開けば皆さんのお宅の天使たちが山盛り拝見できる天国です。
その反面、なぜうちの子は…とお悩みを持たれる方も数多くいらっしゃるかと思います。
ただ、慣れているから写真が撮れてアップができるわけですから、ネットでアップされている動物たちが誰にでも慣れる動物かどうかはまた別問題なのです。
あと、ネットで発信してる人も世の中の飼い主全体からすればほんの一部かと思います🤔

SNSでアップしてる自分が言えたセリフじゃありませんが…
ペットなんて極論から言えばそもそも見せびらかすものでもないですしね(笑)
写真に映ることが全てじゃありません。(むしろ慣れてても動き激しくてブレッブレにしか写らない残念な子もいますw)
お迎えした時の嬉しさ、日々お世話できる幸せ。一緒にいられることが何より大切なんじゃないかなって思うのです。

もちろん、触れ合えるに越したことはないのですが、そもそも慣れてるの定義って人それぞれで。
慣れてる子いますか?って聞かれると…正直よくわかりません!😂
小さな生きものたちだって、機嫌くらい変わりますしね。
我が家にいた頃はどこに出しても恥ずかしくない性格良好!って子が、新しいお家で暴れん坊将軍になったってこともあります💧

ホントに小さな、些細なことで動物達は警戒するようになります。
動きにビックリして咄嗟に捕まえた、掃除しようとしたら何かを取り落として大きな音を立てた。たったそんな事でも新しい場所で神経張り詰めている子には変なスイッチ入ることがあります。

まずは放置して、環境に慣れてもらって、それから飼い主の存在に慣れてもらって、そこからワイロ(オヤツとか好物とか)渡したりして敵意がないと知ってもらう。
飼い主として認識されなくとも、壁とか物扱いされると無警戒最高です٩( ᐛ )( ᐖ )۶

慣れてもらうためには噛まれるのを怖がらずに触るべき、噛まれてナンボだとおっしゃられる方もいらっしゃいます。
触られるという動作に慣れることは確かに有効だとは思います。
ただ、国内CBであってもエキゾチックペットに噛まれるということは絶対に安全とは言いきれない部分があります。
咬傷で受診すると破傷風ワクチンと時には狂犬病ワクチンも勧められます。もちろん抗生剤も出されます。
何かしらのアレルギーを(食べ物だろうがダニやホコリだろうが)お持ちの方は、噛み付かれている内に飼育動物に感作して突然アナフィラキシーショックを起こす可能性だってあります。
アレルギーになってしまうとドクターストップをかけられて手放すことを勧められるケースも少なくないです。
無理せず、革手袋着用や布手袋重ね履きで噛まれてもダメージの少ない方法で触れ合っても全然いいと思っています。
女性やお子さんなど、皮膚の薄い方は尚更です。

もちろん噛まれない触り方を身につけるのも大切なことです。
こういう触り方したらこう噛まれるかな、とかこの関節を固定したら噛まれにくいかなとか。
噛まれない工夫、噛まれにくい触り方、手袋なしでいくなら噛まれた時にダメージの少ないアプローチの仕方、色々あります。

でも、どれだけ努力しても攻撃してくる・怖がっている、ならばそっとして観察のみに留めるのも愛情です。
人間同様、みんなが陽キャって訳じゃありません。(どっちかと言えば陰キャ率の方が高いと思いますw)
懐かれていないと思っていても、その子なりに精一杯心を開いているつもりってこともあります。
彼らなりのわかりにくい愛情表現を脳内妄想で補完してあげてください。
噛まれても逃げられても、むしろこんな子の飼い主になれるのは自分しかいないと自信を持ってください。
何より慣れないからと手放さないであげてくださいね。
お迎えした瞬間から、その子の飼い主さんは飼い主さんご自身しかいないんですから(*ˊ꒳ˋ* )