ミセバヤ
初めて見たのは
実家県
訪問診療に携わっていた時
患者さん宅のお嫁さんが
『おばあちゃんが好きな花なんです』
おばあちゃん
初めてお目にかかった時100歳
御本人は
何処も悪くないから
医者にはかかりたくない
暗い部屋で横になっていらっしゃた
当時は介護保険スタートした頃
お嫁さんの負担を軽減するために
デイサービス・ショートステイ
ベッドレンタルetc
利用していらっしゃった
(最初からスムーズに導入できた訳ではなかった)
介護中
お嫁さんの実姉が癌になったり・・・
お嫁さんの夫は
早くに病で他界なさったとか
大きな農家さん
敷地・農地も広く
多くの農業お手伝いの方
賃貸平屋戸建て物件多数
管理
ショートステイ中
他の患者さんの診察に伺った時
私は帰り際
その高齢のおばあちゃまがいらっしゃった時は
必ず
お目にかかり
ご挨拶
手を握り
その事は
お嫁さんにちゃんとご報告なさったと
お嫁さんさんから聞いた
殆ど認知機能に問題は無かったかと
加齢に伴う
身体機能低下がメイン
ミセバヤ
お嫁さんから頂いた当時
それほど感動しなかったけど
私自身の年齢的変化で
ミセバヤが好きな花の一つになった
静かに咲いてる
花の一つ一つは小さい
けど
それが集まって
一つに見える花
小さな中に艶やかさ
多肉植物のようで
落下した葉っぱから
根が出て増えるようだ