母と話しててつくづく思うことは、
(本人にはとても言えないけど)
誰かを許せないという行為程
無駄で馬鹿らしいことはないということだ。
自尊心を傷付けられて
さぞかしつらい思いをしたかもしれない。
でもそれはお母さん一人が
味わった思いじゃないはずだ。
誰かの所為にしているうちは
その人の心や体は蝕まれ・・・・
いや、母の場合、
怒りが健康を保つ原動力になっているかもしれない。
人の悪口が会話の種になっているのかもしれない。
最初は母の愚痴にほとほと嫌気がさし
逃げ出したくなったりもしたが
だんだん滑稽に思えて笑えてきた。
同じことを延々繰り返し苦しんでいるからだ。
これはもう何かのコントの一種だろう。
母の心の中の戦争が、自分と他人の心を傷つけ
続けている事に本人は気付いていない。
それは私にも言えることかもしれない。
こんな人間ばかりなのだから、
個人の平和を一番望んでいるものが
神様だとしたら
神様はどれほど大変なのかと思う。
それでもこんな気持ちを味わえるなんて
最近はとても貴重な時間のような
気がしてくる。
家族がいなかったら
今の母がいなかったら
考えもしないことだったからだ。
母がこの世を去るまでに
全てを許して平和な心境に
なってくれるといいなあと思った。