♯【四季の起点設定】（元始・ヤマト国家暦）と【太占・図表】

　♯［復活・日本国家紀元暦学］　

[Amebaグルっぽ]

 ♯【元始・ヤマト国家起元暦】に付いて

　…「抹殺された…元始ヤマト・コヨミ(暦）」。其の「コヨミ」（暦）とは、『秀眞伝』（ホツマツタヱ）文書の歴史的年代を区切る為、独自的な「秘儀数値・単位」、及び、暦名（天鈴暦）を用いて作成された「コヨミ」の事でありますが、其れは『秀眞伝』文書の中の【日の本・開闢神話】、及び、「イワレヒコ（後の神武天皇）～オシロワケ（後の景行天皇）」迄の歴年を記した「ホツマ（ヤマト）国」の暦の事で在る。尚、「鈴木暦」とは、『日本書紀』的に言えば【日の本・開闢神話～彦波瀲武鸕草葺不合尊】迄の歴年を受け持った暦。其の暦を継承し、新たなる暦として【神武天皇～景行天皇56年】迄（皇暦786年・『秀眞伝』の奏上）を記した「天鈴暦」（アスズコヨミ）の事で在る。…現在、世界暦に言う呼称としては「Calendar(漢字の暦の音読は…レキ）」であるが、何故、我が国では「コヨミ…？」と呼ばれたのかと言えば、其の昔、我が国の［コヨミ］の語元は、【キ】（木…訓読キ・コ）を材料として用いられた事に由来する。

…母国語（元始・ヤマト言葉）読みの【ヱト…兄弟】の語元に関しても【秀眞文字】文書は明確的に記載しています。而して、此の、「ヱト（兄弟）の語元」に付いては、別のブログの中で記していますので此処での説明等は省かせて頂きます。

　…而して、此処に言う「抹殺された暦」と致しましては、【二中歴(ニチュウレキ）】等も断片的な形で残されています。其の【二中歴】とは、【掌中歴(ショチュウレキ）】と【懐中歴(カイチュウレキ）】と言う、其の双方の歴書の内容を合わせて編輯された事を以ての名称で在る。其の編輯に於いては三善為康(1049~1139）の、平安時代後期頃と推定されるが、果たして其の編纂者は誰かと等に付いては未だ特定されていない。而して、其の、【二中歴]の何処に、【抹殺された和暦】の痕跡が残っているのかと言えば、其の暦の最初部分…つまり、「○　年代歴…年始五百六十九年内、卅九年無號、不記干支、其間結縄刻木、以成政」と記載されてい中の、「年始五百六十九年内」と成す「数値の部分」(自説…此の研究内容は起業秘密とさせて頂きます）で在る。　

　…我が国に於いて、神武天皇即位元年を以て成る［人の世代］（人皇）に於ける[コヨミ(Calendar)]の語元は、『秀眞伝』文書に言う…【スズキ＆アスズ…コヨミ】(鈴木＆天鈴…暦）に対する説明文に在る。而して、「何故、我が国の【国家起元・元年】に於ける1年目」に対し、【ヱト…兄弟】（倭語）の開始年が中途半端な【サナト年(58年）】（干支・辛酉58年）に当てられているのか？」。

…此の問題の解決は、『死海文書』(Dead Sea Scrolls)が発見（1947年）され、長い年月を経て研究された後に、其の研究内容等が本として出版された事に因って、私は、其の問題を解明する事が出来ました。つまり、其の本が日本語訳され、我が国でも出版された。而して、私が此の本の存在を知ったのは、普段、行く事が無い場所（大阪市内・高島屋付近）に、或る知人（匿名・笹村氏）と待ち合わせの為に出向いて行った事。更に、奇遇な事に、此の場所に着いた時（平成17年）、其の年から「約40年」もの昔（17歳頃）の苦い出来事を思い出した事で在った。当時、集団就職（枚岡市…現在の東大阪市）の私に取っては、「大阪市内」の事は全く知らなかった。そんな時、或人（私と同年）が「旭屋書店・難波店」で仕事をしている事を聞いた時、私は其の人に対し…「もっと大きな会社を選べば…」等と言ったので在った。…《旭屋書店は大きな会社で在る》…と言う事を、私（田舎物）は、此の時始めて知った次第で在った。そんな苦い思い出が蘇り、それから「約・40年」程を経た此の時、此の「旭屋書店」に入った事に因って、『ジェームス・Ｃ・アンダーカム著『死海文書のすべて』（秦・剛平訳／青土社発行）、と成す表題の本を見付けた次第で在りました。然るに、此の本が出版された頃、運良く、是れ迄は、全く私が行く事が無かった場所を知人が「待ち合わせ場所」として指定しなかったら、未だ、我が研究は手探りの状態の儘であったろうと思う次第で在る。

　…現在の世界共通暦に言う西暦年が設定されたのは、キリスト教がローマ国の宗教として取り込まれ、更に、国教と成った後の、「6世紀」の事で在る。而して、未だ【キリスト紀元・暦】が施行（6世紀）される以前、現在に言う【西暦元年・起点】、乃ち、現在の…【世界暦（西暦）・1年目】が設定されていなかった当時、つまり、「ローマ皇帝アウグストゥス（在位２８年目・満６２歳）」に当る年を、【国家暦…１年】（元年）と設定し、現在迄も続いている国は、世界広しと言えど我が国(Ｊａｐａｎ）以外に存在致しません。…而して、現在の西暦に言う【西暦紀元・元年】を、「イエス(Χυριοsの称号は後付で有ります）生誕年」と成す説は、後付で在った。

　…【日本人のアイデンティティー】を求めるならば『秀眞伝』文書に因る【天地創造・起点歴】的…【鈴木暦(Calendar）】…の、其の、根元迄をも遡って知る必要が在る。而して更に、「古代イスラエル国家成立以前史」迄をも遡って知る必要が在る。つまり、【デボラの歌】(師士記 5・31)の最後の処の…《「(先の聖句1~30迄は省略致します)…主(IHVH)よ。あなたの敵はみな滅び、主を愛する者は…力強く日がさし出るよぅにしてください。」…こうして、この国は四十年の間、穏やかであった。」(新改訳聖書刊行会)》…と記されている聖句の…「力強く日がさし出る」…と言う聖句の語意に、我が国の【国号…日の本】と言う語意（他…エゼキエル書43・4「主の栄光が東向きの門を通って宮にはいって来た」…「外に出ると門は閉ざされた」 ）等の語意に起因する思想の中に…【日本人のアイデンティティー】…の根元が在ると考えられる。

　…『秀眞伝』第一章…「キツノナト　ホムシサルアヤ」（東キ・西ツ・の名ナ・と稲虫ホムシ・祓サル・章アヤ）に因りますと…此の文章の一部分を下記に記す事と致しますが、其れは、前後の文章を略し、中程の文書の一部分の処を抜粋して、訳文を右に付した形で記載する事と致します…。


ヒノイツル　　カシラハヒガシ　　…　　日の出づる・頭は東(日の頭の意)…
タケノホル　　ミナミルミナミ　　…　　猛（竹＆葦的な語意に基づく用語）登る・皆見る
                                                南…
ヒノオツル　　ニシハニシツム   …　　日の落つる・西は煮し沈む…
ヨネトミヅ　　カマニカシグハ　  …　　米と水・釜に炊ぐは…
ヒカシラヤ　　ニヱバナミナミ    …　　東(日頭)らや・煮え端(先)な南…
ニヱシツム   ヱカヒトタビノ       …　　煮え沈つむ・ヱカ(会日)一度の…
ミケハコレ    フルトシフヨリ       …      ３食は是れ・古る年２食由り…
ツキミケノ　　ヒトハモヨロニ　　…　　次ぎ３食の・ヒトはモ(始)よろに…
ツキムケノ    ヒトハフソヨロ　　…　　 次ぎ向けの・ヒトは２０(太占)よろ
イマノヨハ　　タダフヨロトシ　　 …     今の世は・唯２食よろ年…
イキナルル   ミケカサナレバ    …      生(息)き成るる・３食重なれば…　　
ヨワイナシ    ユエニオンカミ    …　　  齢い無し・故にOn(太陽の義)上…
ツキニミケ    ニガキアホナヤ　…　    次ぎに３食(御食)・苦き青菜や…
ミナミムキ    アサキオウケテ    …      南向き・朝気を受けて…
ナガイキノ    ミヤノウシロオ　　…    長生きの・宮(社)の後ろを…
キタトイフ　　ヨルハネルユヱ    …   北(来た)と言う・夜は寝る故…
キタハネゾ   モシヒトキタリ　　…　　北は根ぞ・若しヒト来たり…
コトワケン　　アワネハキタヨ　　…　事(言)分けん・会わねは北よ…
アフハヒデ　　ミナミニコトオ　　…　　会うは日出・南に事(言)を…
ワキマエテ　　オチツクハニシ   …   弁えて・落ち着くは西…
カエルキタ　　ネヨリキタリテ　　…   帰る北・根より来たりて…
ネニカエル   キハハルワカバ    …   寝(根)に帰る・木(東)は春若葉…
ナツアヲバ　　アキニエモミヂ    …　夏青葉・秋煮え椛(母国字…モミジ)…
フユヲチバ　　コレモヲナジク　　…  冬落ち葉・是れも同じく…
ネハキタニ　　キザスヒガシヤ   …   根(寝)は北(来た)に・兆(萌)す東や…
サニサカヱ　　ツハニシツクル   …   夏に栄え・ツは西尽くる…
ヲハキミコ　　クニオサムレハ    …  ヲは木、実、子(君子)・国治むれは…
キツヲサネ　　ヨモトナカナリ　　…　キ、ツ、ヲ、サ、ネ(東・西・中・南・北)・四方位と中
                                                 央也…

　…以上…此処に、此の文書を抜粋し、掲載した意は、【元初…ヤマトコトバ】に於ける、初期的意味付けが成された経緯等が記されている事等に関連し…【ヒノモト（日の本）・思想】…の根元もが明記されているからで在る。乃ち、【デボラの歌】が記された「Bible(聖書)」の、其の【師士記】の内容は、古代イスラエル国家の成立前期の出来事として記されていて、其れは、我が国、乃ち…《「袍図莽句爾（秀真国…神武紀31年条の記載を以て漢字の【秀真】の初出と成る）」の国家起元》…以前（前年）に於ける【日本神話・思想】、乃ち、「極東（西洋方面から見て）願望思想」に関連しする。

…『秀眞伝』文書、乃ち…「ヒノイツル、カシラハヒガシ、タケノホル」と言う部分が、『旧約聖書』の聖句に当て嵌まる。尚、「【元始・キリスト教】も東に向かって礼拝を行っていた」。然るに、【元始・キリスト教】思想は【クムラン宗団】思想（Mesia来臨）を受け継いでいたので在った。

…【極東】の意は、「西洋方面から見た方向」を意味し、【エノク書】（紀元前の文書）に至っては、「極東願望望思想」が強く打ち出された内用と成っている。然るに、此の【エノク書】に記されている【エノク・周年】（1エノク周…490年）は、我が国に於ける【日本神話】の中の【高天原】に関する【秘儀数値】として取り込まれている。従って、【日本人のアイデンティティ－】（Japan ＆ Identity）を知る意に於いては、我が国の国家成立時に於ける【ヤマト国家・建国思想】をも知る事が必要が不可欠なので在る。

…『秀眞伝』文書の、其の最初（第一章）に当たる文書の表題は…『キツノナ（東・西・南・北・の名称）とホムシ（稲穂虫）サル（去る）アヤ（章）』…と記されて在る。然るに、【元初・ヤマトクニ】の、其の「国家成立以前」に於ける「農耕政策」的方向性を考えれば、且つ、尚、其の「農耕祭事」に到っては、【コヨミ（Calendar）】の存在は、必要不可欠で在る。従って、此の【農耕祭事】に於ける【太陽・日暦】を知る為の、其の【日差角度・基本八角形図表】は、【太占（フトマニ）・図表】として作成され、毎年の「四季・起点」及び「祭事」等の日程は、其の図表を用い、【宮中（神殿）】の中にて行われていたので在った。

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『【№２】…【♯ミタマノフユ】の語意に付いて…』 http://amba.to/Kz15LF