［藤田史学］に思う事。故藤田友治先生は、「好太王碑改竄説」に対し、現地に行き（1986/10/4朝日新聞）改竄説を否定されました。又、［東日流外三郡誌］の件に関し、「人の上に人を造らず、人の下に人を造ることなかりき」（寛政５年８月・古書写…秋田孝季）と言う一文から、福沢諭吉の［学問のすすめ］の冒頭句が成立したとする古田武彦氏側（と云えり）に於いても、更に、【学問のすすめに於ける［天］の概念】に関する表の作成（『福翁百話』の分析）を以て、「アメリカの独立宣言説」を否定されました。そんな研究も有って、【東日流外三郡誌・偽書説】に対し、青森地裁の判決は【偽書説の否定】で有りました。其の要因は、偽書説を言い張る側（安本美典氏説）は、「良く検証もせず」…［始から…偽書説有りき］と言う固定観念に有ったのです。私が［藤田史学］の「市民の古代史研究会」に参加させて頂いたのは、私の知人の紹介を以てで有りました。其の例会に始めて参加した時、未だ例会が始まる前に、其の、藤田先生から、…「貴方（私の事）の研究している事を直ぐに発表して下さい」…と言われました。そして、直ぐに先生のスケジュールに照らし合わせ、私の自説研究（元始・日本語の起元研究）の発表日を直ちに決めて下さいました。其れは、先生が元気な内に手術（人工血管置換）した方が良いと言う意見も有って、其の手術後の、最初の［古代史研究会］（2005年10月15.土曜）の日を、私の研究発表日と決めて下さったので有りました。然し、急性上行大動脈解難で死去されました。だが、其の藤田先生に出会った事に因って、…「本当の事が知りたいが爲（真実探究）の研究会」…の重要性を私は知る事が出来たので有りました。乃ち、［藤田史学］とは…【真実探究】に有りました。