『秀眞伝』より…《♯【回文…マワリウタ】&【晦(ツゴモリ)の祝詞】に付いて》… | 「伊万里」(佐賀県)から発信する日本の国語【ヤマト言葉】の始りに付いて!!

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★「日本建国創建史」に於ける【カシマ】(カバラ数価189/佐賀県鹿島の語元)は、Godヤハウェ(数価26)勧請に先立つ社殿(H・IKL数価65が家の語元)を守護する天使(サンダルホン数価280)を示唆する呼称であった!!

 …♯「ナガキヨノ トヲノネブリノ ミナメザメ ナミノリブネノ ヲトノヨキカナ」(31文字・定型詩) …と言う、[マワリウタ(現在は回文と表記されている)」は、[元初…ヤマト](上代史)時代の[ワカヒメ(和歌姫)]の時として[ホツマツタヱ](『秀眞伝』 )文書に記載されています。然るに是の歌は[カエシウタ](返し歌)で有りますので、此の歌の以前に於ける[モトウタ](元歌)が有ります。其の[モトウタウタ]に付いては次の機会に記す事と致します。因みに、[ワカヒメ(和歌姫)]とは、我が国の最高神とされる[天照大神]の、姉(ヒルコヒメ)で有りました。 …(2011年8月のブログ) …










すみません、此の続きの文書に着手するのに、1年以上の間が開いてしまいましたが、此の続きを下記に記す事と致します…。










 [ワカヒメ]は、勅使(オシカ)としてタマツ宮に来ていた[アチヒコ](阿智彦…思兼命の別称)を見て一目惚れしました。其の胸の思いを[ワカヒメ]が歌に託したのが元歌で、其の元歌とは…「キシイ(現在の和歌山県)コソ ツマ(妻)ヲミギ(右)ワニ コト(琴)ノネノ トコ(床)ニワキミ(君)ヲ マツ(待)ゾコイ(恋)シキ」(31文字・定型詩)…で有ります。然るに、其の歌の訳文を省けば…「キシイコソ ツマヲミギワニ コトノネノ トコニワキミ マツゾコイシキ」…と成り、逆(清音)から読んでも同じ語句と成っております。つまり、此の歌は、[ワカヒメ(ヒルコヒメ)]が[アチヒコ]に当てた恋文(本歌)に当たります。従って、元歌に対する返歌を以て、其の両人は結婚したので有りました。







…住吉翁(カナサキヒルコヒメの育ての親)の説明に因れば、其のカナサキ翁が、其の昔、「船に因るミユキ(御幸)に於いて、激しい暴風と高波に因って絶体絶命的危機に襲われたが、[マワリウタ](ナガキヨノ…)を詠んだ事を以て、其の嵐は止み、無事[アワ]へ着いて助かった等と有り、然るに、其の歌を教えてくれたカナサキ翁の計らいを以て、晴れて結(結婚)ばれました。其の両人(ワカヒメ&思兼命)は、ヤス(野洲…現在の滋賀県)に宮を造り、そして誕生したのが[タジカラオ](後年…アメノイワトを開る役目の人)で有りました。然るに、[ホツマツタヱ]文中に因る、「天照大神の天岩戸神事に関する物語」の要点を祝詞に取り込んでいるのが… 「中臣祝詞…六月・晦(ミソカ)の大祓」で有ります。其の、祝詞(平仮名文)とは、乃ち…








6月・12月ミソカ(ツゴモリ)大祓祝詞…【みなづきのつごもりのおほはらひ 










 『…うごなはれるみこたち おほきみたち まえつきみたち もものつかさのひとたち もろもろきこ()しめせとのる すめらがみかどにつかへまつる ひれかくるとものを たすきかくるとものを ゆぎおふとものを たちはくとものを とものをのやそとものををはじめて つかさづかさにつかえまつるひとどもの あやまちおかしけむくさぐさのつみ()を ことしのみなづき(6月…12月も是れにならう)のつごもり(ミソカ…30日の おおはらへに はらひたまひ きよめたまふことを もろもろき()こしめせとのる(大祓祝詞)…







 …たかまのはらに かむづまります すめむつかむろぎ かむろみのみこともちて やほよろづのかみたちを かむつどへにつどへたまひ かむはかりにはかりたまひて あがすめみまのみことは とよあしはらのみづほのくにを やすくにとたひらけく しろしめせと ことよさしまつりき…







 …かくよさしまつりし くぬちにあらぶるかみどもをば かむとはしに とはしたまひ かむはらひに はらひたまひて ことどいし いわねこのたちくさのかきはをもことやめて あめのいわくらはなれ あめのやへぐもをいづのちわきに ちわきて あまくだし よさしまつりき…







 …かくよさしまつりし よものくになかと おほやまとひたかみのくに(大倭日高見国)を やすくに(安国)と さだめまつりて したついはねに みやばしら ふとしきたて たかまのはら(高天原)に ちぎ(千木)たかしりて すめみまのみことみづのみあらか つかえまつりて あめのみかげ ひのみかげとかくりまして やすくに(安国)と たひらけくしろしめさむ くにちになりいでむあめのますひと(5代目豊受の子供)らが あやまちおかしけむ くさぐさのつみ()ごとは…




 




 …あまつつみと あはなち みぞうめ ひはなち しきまき くしさし いけはぎ さかはぎ くそへ ここだくのつみを あまつつみとのりわけて…







 …くにつつみと いきはだたち しにはだたち しろひと こくみ おのがははおかせるつみ おのがおかせるつみ ははとおかせるつみ ははとおかせるつみシロヒトコクミの諸々の罪事は、ネの千足国での出来事で有った) けものおかせるつみ はふむしのわざはひ たかつかみのわざはひ たかつとりのわざはひ けものたふしまじものせるつみ ここだくのつみ いでむ…







…かくいでば あまつみやごともちて おおなかとみ(大中臣) あめつかなぎをもとうちきりすえうちたちて ちくらのおきくらにおきたらはして あまつすがそをもとかりたちすえかりきりて やはり(八ツ)にとりさきて あまつのりとのふとのりと(太占に起因する)ごとをのれ… 




 




 …かくのらば あまつかみはあめのいはと天岩戸)を おしひらきて あめのやへぐもを いづのちわきにちわきて きこしめさむ くにつかみは たかやまのすえ ひきやまのすえにのぼりまして たかやまのいほりひきやまのいほりをかきわけてきこしめさむ…







 …かくき()こしめしてば すめみまのみことのみかどをはじめて あめのした よものくにぐにには つみといふつみはあらじと しなとのかぜの あめのやへぐもを ふきはなつことのごとく あしたのみぎり ゆうべのみぎりを あさかざゆうかぜのふきはらふことのごとく おほつべにをるおほぶね(帆船)を へときはなち ともときはなちて おほうなばらにおしはなつことのごとく をちかたのしげきがもとを やきがまのとがまもちて うちはらうことのごとく のこるつみはあらじと はらひたまひ きよめたまふことを たかやまのすゑ ひきやまのすゑより さくなだり(秀眞国の左大臣・桜内の女)におちたきつ はやかはのせにます せおりつひめ(桜内の女セオリツ・ホノコ) といふかみ おほうなばらにもちいでなむ かくもちいでいなば あらしほの しほのやほぢの やしほぢの しほのやほあひ(宮中の西殿に坐す)にます はやあきつひめといふかみ もちかかのみへむ かくかかのみてば いぶきどにますいぶきどぬし(ツキヨミイヨツヒメの子供)といふかみ ねのくに(北国)そこのくにに いぶきはなちてむ…







 …かくいぶきはなちては ねくに(北国) そこのくににます はやさすらひめ(宮中…北殿に坐す持子のに当たる早子媛後の八岐大蛇)といふかみ もちさすらひう (妹の早子の姉に当たる持子媛…後の九頭竜善知鳥伝承に関連する)しなひてむ…







 …かくうしなひてば すめらがみかどに つかへまつる つかさづかさのひとどもをはじめて あめのした よもには けふよりはじめて つみといふ つみはあらじと たかあまはらに みみ()ふりたててきく()ものとうまひきたてて ことしの みなづきの つごもりの ひのゆふひのくだちのおほはらひに はらひたまひ きよめたまふことを もろもろき()こしめせとのる…よくにのうらべども おほかわぢに もちまかりいでて はらひやれ と のる』。











 此の祝詞の中の、宮中に於けるの正室(后)に坐す、セオリツ姫は、天照大神の第一的なと成って、皇子(諱…オシヒト)を出産した。其のオシヒト(皇子天忍穂耳尊)の養育を任されたのが[ワカヒメ和哥姫)&思兼命]の夫婦(手力男命の親)で有りました。因みに…「ワカヒメ(棄てられたヒルコ)が作った事を以て成す歌で有る事から、ワカ(和哥)】と名付られた」…と、[ホツマツタヱ](『秀眞伝』)文章は記しております。 然るに、其の皇子を養育されたとされる地域は、[ヤス野洲…現在の滋賀県)]とされています。