AKB小説ブログ

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約束の時間に、15分遅れてお店に到着した。



息が荒れながら、中に入る。




「お一人でしょうか」


「いえ、待ち合わせしてるんですけど」




私は店内を見渡すが、個室だから、もちろん探す事は出来ない。



ともちんが選んだ個室しかないフランス料理店だ。




「前田様ですね。こちらへどうぞ」




私は店員に連れられて、奥の個室に招かれた。



中に入ると、ともちんが携帯をいじっていた。




「久しぶり、ともちん」


「久しぶり、あっちゃん。ブログ書いてたんだ」




ともちんが大人気ソロ歌手で、ブログもランキング1位が普通だった。




「何頼む?あっちゃん」


「何でも良いよ」




つづく