正確には、今日のこと。。

 

「叔父が亡くなったという知らせを聞いた」のは。。。

ここへ引っ越すとき、保証人が必要で、母には頼めず、

他に力を貸してくれそうな人間にもあたってみたものの、

みんな滞納の際の保証人というと、引き受けてもらえず、

そんな中、唯一私の話をうなずいて聞いて、快諾してくれた叔父だった。

 

 

保証人の書類を提出して、無事引っ越しも終わり、お礼にも行き、と行った時は一度具合が悪くなり、

病院へ入っていたが、一旦退院して、それが今生の別れになるなんて思いもせず、

叔父夫婦にお礼に行き久々に元気そうな叔父には会えたものの、

その後は、二度と会うことなく、

二度と話すことも出来ない世界へ旅立ってしまった。

 

 

今度会えるのは、私がそちらへ行った時だね。。。

 

彼は言った。

「人の死はいつの時も、そんなもんだと思う。」

 

大好きな祖父が亡くなった時、私は看取ったくせに、現実感が沸かず、あまり周囲ほど泣けなかった。

 

 

叔父は職人だったが、晩年は不自由な体で商売を続けてきたすごい人だった。

私は朝晩、自転車で出勤する叔父を見かけると「おじちゃ~ん」と手を振るくらいの

そんな付き合いをしてきたのに、叔父は私が声をかけるといつも出にくい声で「どしたんだ?」

 

そればっかり(笑)

 

たいして飲めない私のことを彼に「すごい酒豪だ」と言ってみたり(嘘)

「あいつはほんとに、男運がないやつなんだ」と余計なお世話まで(笑)

 

手を振ると、照れ臭そうに笑うのが、とってもイケてる叔父だった。。。

 

と、あれこれ思い出していたら、その叔父にはもう会えないのかと涙が出てきたよ。。。

 

人の最期がいつもそういうものかもしれないのなら、

これからも私は彼と過ごす時間を死ぬまで大切にしていくよ。

 

いつか、その彼だって、私と離れている年の差の分、

早くそちらへ行くんだもんね。。。

 

そんなものかもしれないように。。。

 

 

苦労や悲しいことの多い叔父だったけど、どうしていつも

小さく笑うのかが、何となく分かった気がした。

 

満面の笑顔で、ずっとずっと会いたかった人たちと再会してね。。。

 

本当に、お世話になりました。

 

可能な限り、叔父が与えてくれた今の場所で、一生懸命、生きていきます。

 

 

 

合掌