またまた、ネット上で「沖縄の言葉って、言語学的にどこの国/地域に近いんだろう」という中国工作員の自作自演のような質問や、私が仲村覚さんの本を引用し説明しても攻撃的に否定する中国、半島工作員系の返信がいくつもありました。
そこで改めてまとめておきます。
沖縄方言には、古代日本語の語彙が独自の音韻法則に従って残っている言葉が沢山あります。
代表的な語彙例:
美しい、清らか:上代日本語「きよら」 → 沖縄語「ちゅら」
漢字にあてて今は「美ら」と書かれますが本来は、美しいという意味も含まれていた「清ら」です。
がんばれ:気張れよ → 沖縄語「チバリヨー」k → ch(き→ち)
万葉集にある「秋津島 大和 あきづしま やまと」とは、古代、日本列島はトンボの形をしていると思われていて、トンボをあきづと言っていたからです。
トンボ:古代日本語 秋津 あきづ(日本列島):
→ 沖縄語「あーけじゅー」東北弁 「あげづ」
ホウセンカ:古い日本語 種が飛ぶ「とびさご」 → 沖縄語「てぃんさぐ」(飛ぶ→とぅぶん + さご→さぐ)
ホウセンカは江戸時代には花で爪を染めたことから、爪紅(つまべに、つまくれない)等とも呼ばれました
蝶:はーべーるー → 九州方言「はべる」 長音化、母音保持
馬鹿者:沖縄語「ふりむん」 → 本土方言「ふれ者」 意味構造保持
沖縄方言の音韻の変化の法則:
e → i(え→い)、o → u(母音変化)
k → ch(き→ち)
k → ch/ti
形容詞の最後の「い」「~しい」→「さん」
動詞の最後はの母音 u → 「~いん」「っちゅん」
(習う→ならいん 書く→かっちゅん)
語尾長音化(よ→よー)
これらの語は、上代日本語と同系の語形・意味が、沖縄方言の音韻体系に従って保存・変化した例です。
明治時代のイギリス人学者 バジル・ホール・チェンバレン は、沖縄方言の研究に着手し、琉球古語をまとめた『混効験集』や沖縄の万葉集といわれる『おもろそうし』を研究しました。
さらに、沖縄方言の辞書と文法を体系化した Essay in Aid of a Grammar and the Dictionary of the Luchuan Language では、ヨーロッパの言語学手法を取り入れ、沖縄方言を平安朝時代を中心とする日本の古語と比較。
両者は紛れもなく共通の祖語から分かれてきた姉妹語であることを証明しました。
それ以来、沖縄方言は体系的に日本語の方言の一部として認識されています。
沖縄出身の仲村覚氏の著作でこれらの情報がとても詳細に説明されていて、多数の語彙対応例や音韻の法則が整理されており、沖縄方言には古い日本語的語彙層が多く保存されていることが分かります。
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沖縄出身の仲村覚氏は、沖縄本島だけでなく離島の方言についても詳しく解説しています。
例えば宮古方言は沖縄本島の人でも分かりにくく、別言語のように感じられますが、実際には日本語の音韻法則に従っています。
「つ」→「ち」
「す」→「し」
「く」→「ふ」
これにより、うちなーぐち(沖縄本島の方言)は宮古方言では「みやーくふつ」となります。
宮古島・石垣島・八重山諸島では「は」を「ぱ」と発音します。
歴史的には、奈良時代以前の日本語も「は」を「ぱ」と発音しており、奈良時代に「ふぁ」、江戸時代初期に「は」に変化しました。
沖縄本島では、中部以南はほとんど「は(ha)」で発音されますが、恩納村以北では「は」がなくなり「ふぁ」「ぱ」だけが残ります。
この傾向は、那覇や首里を中心とした「方言周圏論」に当てはまります。
言語変化は中心から周辺へ広がるため、辺境の地域ほど古い語形や発音が残りやすいのです。
こうした例からも、沖縄方言・離島の琉球諸語には、日本語の古層語彙や音韻変化の痕跡が多く残っていることが分かります。

