鯖と愛猫☆彡
家路を急ぐ夕刻
各家庭から温かい晩ご飯の香りが漂ってくる
僕は只今 妻と円満別居中
帰っても 家には僕を待つ人は誰もいない
いや 待っているものがひとつだけあった
出かける前に冷凍庫から移しておいた
冷蔵庫の中の鯖だ
きっと今頃 冷蔵庫の中で程よく解凍されて
僕の帰宅を待ちわびているに違いない
帰宅して電気をつけないまま
真っ暗な部屋で冷蔵庫の扉をあけた
暗闇を切り裂くように冷蔵庫の明かりが部屋を煌々と照らす
しかしそこにあるはずの
あの鯖の姿はどこにもなかった・・・
解凍しているもんだと思い込んでいただけだった
だもんですぐにネットで
解凍不用 鯖の南蛮漬け と検索
解凍不用ワンパン鯖の南蛮漬けというレシピがヒット
流石ネット ドラえもんのごとく
あんな夢こんな夢僕の希望も応えてくれた
袋の中に凍った鯖を入れ
酒と醤油 生姜チューブ 片栗粉を入れて放置
味が染み込み調理の手間も省け
焼くのも漬けるのも1つのフライパンで作るから
洗い物も少ない
解凍不用ワンパン鯖の南蛮漬けの出来上がり
そんな僕は独りぼっちで東京在住
妻は野良猫から家猫になった
ゴロ福丸ことゴロちゃんと一緒に大分県に定住
粗相をしてしまい
妻に怒られ気まずそうに目を細め
バツが悪そうに妻のご機嫌を伺っているゴロちゃん
前足を綺麗に畳んでお手元とお行儀は良い
あんなに目を細めてらして
普段はこんなに大きくクリクリなお目目なのに



