帰って参りました②☆ミ | 仔羊エルマーオフィシャルブログPowered by Ameba

帰って参りました②☆ミ


続き。



こんなことが無い限り

帰りたいけど
帰ってこれない

緒方町に帰って来ました。



電車じゃないんすよ‼




2016年

新年早々

思い出したくもない

彼女との別れ

ようやく 立ち直った春。

祖父の他界。

桜を見ても
僕には綺麗と思える
余裕はありません。

お笑いの活動状況も
ズタボロで壊滅的な状況です。




久しぶりに帰って
親族に
久しぶりに会ったら

昔よく 可愛がってくれた
おにいちゃん
おねいちゃんには
子供がいて
おじちゃん
おばちゃん に。

昔よく可愛がってくれた
おじちゃん
おばちゃんは
孫ができて
おじいちゃん
おばあちゃん に。

中には
新しい配偶者をみつけて
おばちゃんだったのに
ラブラブになって
おねいさんになったおばちゃんも(笑)。


帰った瞬間 一瞬だけ

浦島太郎的な
寂しい気持ちになりましたが
そんなのは一瞬でなくなり
おじちゃん おばちゃんになった
おにいちゃん おねいちゃんは
いつまでたっても
僕の中で
おにいちゃん おねいちゃんで。
おじいちゃん おばあちゃん も
おじちゃん おばちゃんです。

多分 向こうも
お兄さんの化けの皮が剥がれた
おじさんを覗かせはじめた
僕も
いつまでたっても僕は子供に
みえるんだろうな~。

帰ってから
帰ってきて
今の今まで
ずっと考えています。


そして
これから先のこと
考えます。

視野が広くなりました。
選択肢も増えました。

この話は また後日。


んで




↑これ。

頭の回りに星が回るくらい
忙しいのにもかかわらず
母親が
作ってくれた 筑前煮。

人に
オフロクの味は?って聞かれたとき
いつも
アレかな? いや コレかな?と
答えが複数個ありましたが
この間 食べて
オフロクの味は 筑前煮だな~と
改めて強く思いました。

まるで アレと同じで

和食を食べて
あ~日本人で 良かった~ と
なるように
筑前煮を食べて
あ~母親の子で良かった~と。


あと ついでに あれも
食べさせてもらいました




大分の中華の名店

ワンフーの ニラ豚。


悲しみで疲れた身体に
中華は
身体が悦びます。

んで


僕の父親は
少々というより
大さじで変わった人で
動物園のゴリラにうんちを投げられて
ゴリラと口喧嘩して負けたというような
エピソードが少々というより
大さじある
一度UFOに連れ去られそうに
なったことがある父親が
喪主をつとめまして(笑)

1回目の喪主挨拶のときは
葬儀の挨拶といったら
コレですよね!といった
誰の逆鱗にもふれないが
誰の心にもひびかない文章を
コピペしたようなものを
綱渡りでもしてるかのように
コッチがヒヤヒヤして
見てられない挨拶でした。
僕は一度も
父親の涙は見たことありません。
なにかと引き換えに
父親は涙となにかを
神様にブツブツ交換したんじゃない?
というくらい
感動して目から涙を出すという
人間らしい行為とは
無縁の人で。



いよいよ 告別式。



その前に

実は僕

孫代表として

お別れの言葉を言う予定でしたが

様々な親族の反対と圧力によって
断固として拒否され
中には 明るくなっていんじゃない?
という
僕の背中をおす
マイノリティーな見方もいて
決定権は喪主の父親。
僕は多分きっと
父親は挨拶を賛成してくれると
思ってましたが
一番 僕の挨拶に
断固として拒否してたのが
父親でした(笑)


絶対に駄目。
絶対にフザケル。
真面目にやる
真面目にやるっていっても
絶対にフザケルから
絶対にやらせない。

と(笑)

んで


いよいよ告別式。

結局 孫代表の挨拶は
優しい口調で
おじいちゃんに最後のお別れをいった
いとこのお姉ちゃんで
ひ孫代表は
姪っ仔のここたん。
↑ここたんのお別れの言葉が
びっくりするくらい
堂々としてて
とても小6とは思えない
クオリティー。
その瞬間
誰もが
そして
僕の背中を押してくれた
マイノリティーな支持者も
こう思ったに違いない。

挨拶は
やっぱりアイツ(僕)じゃなくて
良かったと。

そして

いよいよ

父親の挨拶。


ポケットから
相変わらず取り出した
コピペだらけの
カンニングペーパー

手にもつ
カンニングペーパーは
ビタビタビタビタと音を出して
揺れている
うん?すき間風かな?
と思ったら
それは父親の緊張そして
プレッシャーからくるもので。





昨日と同様
文章をたどたどしく
読み始めた父親。


と‼‼


その時‼‼



えっ? 泣いてんの?

嘘(笑)

魂と涙を悪魔に売った

あの父が 泣いてんの?

初めて流した涙だからなのか

とてもとても美しくみえ

それはそれは

高校球児の流す悔し涙の
美しさでもなく

ウミガメの産卵のときに
流すウミガメの涙の神秘的な
美しさでもない

美しい
涙が父の頬をつたう。

そんな喪主の涙をみてか
会場の中は
列席者の鼻をススル 音が
リズミカルに鳴りはじめる。





突然(笑)


父親が壊れた(笑)


どう壊れたかというと


あの 号泣議員みたく

壊れた(笑)


父親の涙を
初めてみて
父親のむせび泣く姿も
初めてみた(笑)



その瞬間


誰かがウケた(笑)
あきらかに
誰かウケた(笑)
お笑いライブの会場みたく
誰かがウケた
ドッとウケた。

そして僕もたまらず

ウケて
必死に笑い声を圧し殺し
唇を噛みしめ
太ももをギュッとツネった。
僕のとなりに座っている
お姉ちゃんの旦那さんは
肩を震わせて必死に涙をこらえてる
ようにみせかけて
笑っていた(笑)。

しかし

いきなり 目から熱いものが
突然 流れはじめた。

涙です。

さっきまで
会場をつつんでいた
鼻をススル
悲しいみメロディーは
うってかわって
嗚咽が鳴り響く
パンクロックなメロディーに。

号泣議員のように
涙を滝のように流す
父親の後ろに
祖父の遺影
祖父の写る
遺影のバックは
東洋のナイアガラといわれる
緒方の原尻の滝の写真。



みんなで
原尻の滝のように泣いて
原尻の滝のように笑った。


そして

納棺師さんもびっくりするほど
血色のいい
祖父を見送った。

祖父の骨を拾うとき
おばちゃんから
『一級建築士だった じいちゃんの頭蓋骨を拾わせてもらって いいネタ書きなさい』と。

少しでも
いいネタが書けるように
願いを込めて
じいちゃんの頭蓋骨を拾わせてもらった。


以上で

↑これらを

葬儀の時に
孫代表として読めなかった
祖父に贈る言葉といたします。




皆さん

ここまで読んでくれて
本当にありがとうございました。

箇条書きにして
色んなことを書こうとしてたんですが(笑)

こーゆー感じになりました。


皆さん

いつも いつも

本当にありがとうございます。

これからも

いちいちよろしくおねがいし羊

もうしあげラム。

はいっ☆ミ