今日は旧暦10月3日 一の亥です。
「亥の子もち」の歴史は平安時代に遡り、宮中の行事として「亥の子祝い」(「玄猪 げんちょ」)というものがありました。
猪(いのしし)は多産であることから、子孫繁栄を願って、大豆、小豆、胡麻などを混ぜた餅を猪の子の形にしました。旧暦十月初めの亥の日、亥の刻(だいたい午後9時~午後11時頃)に「亥の子もち」を食べて子孫繁栄・無病息災を祈願していたと伝えられています。
茶道の世界では旧暦10月の亥の日に炉開きをし、この時に抹茶の口切をする。つまり、新茶を味わうことになります。そして、中国の故事にならって「亥の子もち」が作られます。
小豆色の求肥を練り、胡麻、胡桃や杏などを細かく刻んで加えた餡玉を包む
その色とかたちが亥の子を現わしている
詳しい作り方はコチラをご覧くださいませ。
「亥の子もち 2011」もご覧いただければ幸いです。