「セブン・メニュー」 | ナベパパ日記

ナベパパ日記

オナベのパパが、妻と息子と暮らす日々を綴ります。

ちょっとした事件が起きた。


超個人的な問題だ。


経験から学んできている覚悟と同時に

淡い期待を抱いた自分に気がつき、

そんな自分に愕然としたり、

また、どこかで愛おしさも感じつつ。


直前になって混乱の醜態をさらし、

いつも通り妻に諫められて落ち着きを取り戻し、

その後、自分の中に未だに抱えるトラウマに気づかされて、失望と諦めも感じた。


そして迎えた結果は、わかっていた通りで、

淡い期待を抱いていた自分を少し嘲笑いながらの家路の途中で、不意に、その瞬間が訪れた。


受け入れる。


自分の立場。立ち位置。


自分個人の現状に対しての誇り。


対する、周り。世の中の、反応。対応。


一人一人の事情。



そうしたら、沸いてきた、果てしないほどの感謝。



こういう、脱皮のような現象を繰り返し、変わっていくこと。


きっと、それを、「成長」と呼んだり「進化」と呼んだり、人によっては「変化」などと呼ぶんだろうということ。



それで、いいのだ。



と、いうこと。



さて。

今日は。

ご縁で、短いお芝居を観てきました。


「セブン・メニュー」


デヴィッド・アイヴスというアメリカの作家が描いた短編戯曲。

30分という短い時間の中、時間経過の説明は一切ないが、状況から、10年ほどの時間が流れている感じがした。

目まぐるしく変わっていく、人間模様と人の状況、感情。



なるほど、そういうものだよね。

と、わかりやすい作品でした。

哀しい感じが残ったのは、それで結局、誰もどこにも行けていなかったからで。


10年といえば、ちょうど東京に戻ってきてから経った僕の時間と同じくらいで。


それなら、劇中の誰より、僕が幸せだと実感した作品でもありました。


いい時間を過ごさせていただきました。


感謝。