スマホ脳 | 言葉の海を漂う

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フリーランス在宅翻訳業12年目の主婦。翻訳や生活のこと。

最近、夜寝る前の30分くらい読書が習慣化してきました。

 

それまでずっと夜寝る前までスマホを触っていたんですが、特にブルーライトが睡眠の質を妨げるっていうのを聞いて、就寝前30分はスマホを触らないようにしています。あと、20時以降は、部屋の照明を、間接照明の明るさにしています(明るさ調整できるライトなので)。

 

最近読んだ本を手短に紹介します(*^^*)

 

言わずと知れた・・ですが。書店でランキング1位になっていたので買ってみました。

 

快感を感じるときに分泌される、脳内麻薬ともいわれるドーパミンは、チャットの通知音が聞こえただけで、放出されるそう。それが、着信音が聞こえただけでスマホを手に取りたくさせる原因。私が面白いと思ったのは、着信音が聞こえたときのほうが、実際にメールやニュースを読んでいるときよりもドーパミンの量が増えるというところです。私たちは「大事かもしれない」ということに強い欲求を感じるからだそうです。

 

作業や勉強に集中しているときに、着信音が鳴ったら、ついスマホを見てしまう。見終わって、再び元の作業や勉強に100%集中するには、数分かかるそうです。脳には「切替時間」が必要だからで、ほんの数秒メールに費やしただけでも、犠牲になるのは数秒以上になるのです。

 

私は、朝の仕事に集中している時間は、基本的にスマホをサイレントモードにしています。最近は、PCのメーラーも立ち上げません。自分のタイミングで1時間に1回など確認するようにしています。

この本を読んでから、仕事に全集中しているときに、スマホに数分間も集中力を持っていかれるのは、すごくもったいないな、と思ったのです。
 

もう一つ面白かったところは、紙とペンと、パソコン入力とではどっちが記憶に残りやすいかという話でした。

学生たちで試験したところ、紙とペンの方が記憶に残りやすかったそうです。

これは、手書きだとパソコン入力ほど速くメモを取れないため、メモを取る内容を取捨選択しなければならず、優先順位をつける脳内の処理が、記憶を定着させる手助けをしているのだそうです。

 

紹介したところは、この本のメインの読みどころ以外のところかもしれません。

読みどころは、

・IT企業トップは子供にスマホを与えない

・マルチタスクができる人間はごくわずか

・「心の病」が増えたその理由

他にもたくさんあります。

タイトルから想像する以上に内容が充実していて読みごたえがありました。

 

書店で見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね(*^_^*)