実践ビジネス英語、今週はProcrastinator(先延ばしにする人)の話。
以下は、今日のビニエットの最初の文です。
ProcrastinatorをもじったPrecrastinator(物事を早め早めに進める人) に対して:
If you get things done out of the way well before you have to, you free up your time so that you can take on tasks that come us unexpectedly.
(期限よりもずっと前に物事を片付けてしまえば、自由に使える時間ができるので、不意に仕事が生じても引き受けることができます)
※訳文もテキストのとおり。
これ、Precrastinatorは、私の仕事の基本的なスタンスです。
1日あたり余裕をもった処理量で計算して、納期を調整してもらい、
予定の処理量を前倒しで進めて、納期より半日から1日前倒しで納品する。
早く納品できた場合、その直後に仕事の打診が入った場合に引き受けることができるので、時間に無駄がない。思った以上に時間がかかってしまった場合でも、スケジュールに余裕があるので、気持ち的にも余裕をもって取り組める。
1日に余裕でこなせる処理量より多く見積り最初から無理気味な仕事を受けないことがポイント(もちろんそうすれば仕事と収入が約束されるわけですが)。
体調や事情で少しでも休まないといけないときに、スケジュールに余裕がないと手持ちの仕事全体に影響が出て、結局納期に間に合わないことが一番相手に迷惑がかかる。
テキストに戻って、中盤で、
To be honest, sometimes I mess up because I try to finish a project too fast.
I don't take enough time to think things through.. Getting something done over with isn't necessarily the same as doing a good job.
と、
早く仕上げようとするせいで物事をじっくり考えずに失敗してしまう。早く片付けたからといって必ずしもその出来が良いとは限らない。
という件(くだり)がありました。
たしかに、前倒しで進めることばかり考えて、じっくり仕事に取り組まないのでは
かえって仕事の質が落ちてしまいます。
そういえば、私は時間があって他に手持ちの仕事がないときは、
ダラダラしたり、リサーチに時間を掛けすぎたりして、逆にProcrastinatorになっているかも(?)
翻訳は、時間があるだけ時間をかけすぎるのも考えものだけど、
訳文を推敲しないままとにかく早く納品、というスタンスもよくない。
当初は、とにかく早く納品したくて、最後1回の通し読みをせずに納品していました(・・;)
今は、通し読みをしてもまだ時間があれば、解決できなくてコメントを付けている箇所を今一度リサーチして、その付近の原文を読みこんで、自分が解決できないことを確認してから、
納品するようにしています。そういうリサーチの丁寧さや原文の読み込み度は、コーディネータはともかく、少なくともエンドクライアントには伝わる気がします。
自分が納得できる品質に持っていけた時点でタスク完了!となるように、
効率と品質をバランスよく保ちたいものです。
今週のProcrastinatorは身近な話題なので興味深く勉強に取り組めています(^_^)