アキちゃん、担当が初めてだったと、退院する少し前に教えてくれた。


内科に配属になり2年目の春、担当している患者さんも特におらず、日替わりでの患者さん担当だけだったアキちゃん。



初めて担当する患者さんが、ガン患者ってプレッシャーだったん?


と、聞いたことがあった。



でも、何人か移植したおはなしとか、いろんな人は前の病院で見てきましたからねー。


若いけど、仕事の経験がかなりある。
見た目はボーイッシュだか、可愛いものが好きな女の子。



私が寝たきり気味だったころ、私のためにいいことや、何かできることはないかと考えてくれていたそうで



そして、そのころから移植の話がちらついてきていた。


私の白血病タイプは、そんなに予後への生存率はわるくはなかったけれど


あとあとのことも考えて登録する話が出てきていた。



あのとき移植しておけばと後悔しないため、少しでも元気にいて、自分の目標も達成したい。


という気持ちもあったので、ドナー登録を五月にすることにした。




そして、それと共に。



アキちゃんから
卵子保存をしておいたらどうですか?病気が落ちついたら赤ちゃん産めますよ、ちゃんと治療もできますしね。



いやぁ、卵子保存は高いからさー、金額や治療のことも平行してできるのかわからんしさー、ただでさえ、今の治療でお金もかかってるからねー。


悩めるとこだよー。


と、返事をした。


ガン治療の合間に卵子の保存なんて、できる気がしなかった。養子とかも考えてたくらいだったから。




でも、アキちゃんのこの話で私の考えは少しづつ変わっていった。



もしかしたらと希望を持ち始めていた。



続く。




五月に移植に向けてのドナー募集と、不妊治療と一気に色々と動き出していました。

副作用もあるなか、いろんな事を考えていました。

次回は、兄と父が上京して、HLA検査をします。