「考えすぎじゃない?」
「気にしすぎだよ。」
「みんな同じだから。」
違和感を口にすると、
そんな言葉が返ってくることがあります。
だから私たちは、
少しずつ、
自分の感覚を疑うようになります。
「やっぱり自分がおかしいのかな。」
「もっと前向きにならなきゃ。」
そうやって、
心の声を小さくしていきます。
私も、
そういう時期がありました。
何かがおかしい。
でも、
その理由を説明できない。
だから、
自分の感じ方が間違っているのだと思っていました。
でも、
社会を長く観測してきて、
一つだけ確信したことがあります。
「全部おかしい」と感じることは、思い込みではありません。
もちろん、
世の中のすべてがおかしいと言いたいわけではありません。
便利なものは増えました。
医療も発達しました。
AIという素晴らしい技術も生まれました。
昔より自由も増えています。
それでも、
多くの人が、
同じような違和感を抱えています。
頑張っているのに満たされない。
評価されても安心できない。
自由なのに息苦しい。
便利なのに余裕がない。
これは、
一人だけが感じていることではありません。
もし、
同じ違和感を抱える人が、
これほど多くいるのだとしたら、
原因は、
個人だけにあるのでしょうか。
私は、
そうは思いません。
むしろ、
私たちが生きている社会の中に、
まだ言葉になっていない何かがある。
その結果として、
多くの人が、
同じような感覚を抱いているのではないか。
私は、
そんなふうに考えています。
違和感とは、
社会を否定することではありません。
誰かを責めることでもありません。
ただ、
「今のままで本当にいいのだろうか。」
と問いを持つことです。
その問いを持つ人は、
決して弱い人ではありません。
むしろ、
当たり前を当たり前として受け入れず、
立ち止まって考えられる人です。
現代では、
答えを持っている人が評価されます。
早く結果を出す人が評価されます。
でも私は、
人生を変えるのは、
答えではなく、
問いだと思っています。
「なぜ私は満たされないのだろう。」
「なぜ安心できないのだろう。」
「なぜこんなに急いで生きているのだろう。」
そうした問いが、
少しずつ、
人生の見え方を変えていきます。
私は、
このブログで、
答えを押しつけたいとは思っていません。
一緒に観測したいのです。
この違和感は、
どこから来るのか。
何を伝えようとしているのか。
その先に、
どんな景色があるのか。
「全部おかしい。」
もし、
あなたがそう感じているなら、
その感覚を、
どうか否定しないでください。
その違和感は、
あなたが間違っている証拠ではありません。
まだ誰も、
きちんと言葉にしてこなかったものを、
あなたの心が先に感じ取っているだけなのかもしれません。
私は、
その感覚を、
大切にしてほしいと思っています。
そこから、
人生は静かに動き始めるのです。
ここでは書ききれなかった話があります。
この記事では、
「『全部おかしい』は思い込みではない」というテーマについてお話ししました。
私は、
多くの人が抱える違和感には、
個人の問題ではなく、
社会に共通する構造があると考えています。
その構造を私は、
「存在価値証明ゲーム」
と呼んでいます。
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