……そして、ぱたん、と扉を閉めて部屋を出た彼女は。

床に座り込む百目鬼に、シフォンケーキの事を知ってるのは内緒にしておいて、あたしと四月一日君の秘密だから

と言って。

百目鬼は

……おう

とだけ言って。

血だらけの服で、腕で、

けど、弁当は喰うぞ

三人でな

そう言った百目鬼に、ひまわりちゃんは笑って、

……うん

と頷いて。

そして、場面は再び四月一日と侑子さんに移り変わり。

侑子さんは、四月一日の怪我の対価を払ったのは、ひまわりちゃんと、百目鬼と、それに……小狼にそっくりな少年だと教えて。

なんで、あの少年が……、と聞いた四月一日の言葉には応えず、侑子さんは、四月一日の右手の小指がもう動かない事を告げて。

四月一日が、二人が対価に何を支払ったか聞くと、

ひまわりちゃんの払った対価は、彼女との約束だから教えられない。

百目鬼は、四月一日が流した分の血を。

それぞれ払ったと教えて。

その応えを全て聞いたか聞かないかぐらいのタイミングで、四月一日は、すぅ、と、眠りに引き込まれて行って。

そんな四月一日を見ながら百目鬼の払った対価を告げながら侑子さんは部屋の外に出て、百目鬼も、ひまわりちゃんも、うちの店の客になっちゃったわね、と呟いて。

場面が変わった後には、泣きながら歩くひまわりちゃんが映し出され、そこで解った事、それは。

彼女の払った対価は、四月一日の傷跡を引き取った事だった。

……えぇとあのぅすいません話数変わるので切ります。