そう言って、部屋を出て行こうとする彼女を、四月一日は呼び止めて。

吃驚させてごめん、おれ、いきなり落ちたから

治ったらお詫びにひまわりちゃんにだけ何か作るね

そう、微笑んで言いました。

あたしの話

聞いたよね

うん

でもおれはね

ひまわりちゃんがお菓子くれたら天にも昇る気持ちだし

ひまわりちゃん見ただけで一日ご機嫌だし

ひまわりちゃんが「四月一日君」って呼んでくれて、おれに話し掛けて笑ってくれる

全部、すごく良い事だよ

おれ、ひまわりちゃんとあえて

本当に幸せだよ

そう言われたひまわりちゃんは振り返り、今度は死ぬかも知れないよ、と言うけれど、四月一日は。

死なないよ

どうしてそう言えるの? とひまわりちゃんが聞くと、

根拠はないけどでも、根性で死なない

おれひまわりちゃん大好きだから

泣かせたりしないよ

そんな四月一日にひまわりちゃんは。

……莫迦だね 四月一日君

酷いよー、ひまわりちゃん

……そして、ひまわりちゃんは笑顔を作って。

シフォンケーキがいいな

いちごのシフォンケーキ

クリームもピンクなの

そう告げた彼女に、四月一日は笑って。

うん。

任せて

後は、じゃあね 四月一日君、と言ってひまわりちゃんは部屋を出て行き、四月一日はうん、と頷いて。

またね

そこで、ひまわりちゃんはぴた、と足を止めて。

……またね


……やっぱり余り切り良くないですが兎に角切ります。